![画像: 左)キャロウェイ ローグスター 右)テーラーメイド M4 試打クラブは、どちらも3Wはロフト15度、長さ43.5インチ、5Wはロフト18度、長さ42.5センチ。シャフトは純正のフレックスSを使用](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/09/12/8e745b75d1995857f1415bdb5d15d8f201334ef9.jpg)
左)キャロウェイ ローグスター 右)テーラーメイド M4 試打クラブは、どちらも3Wはロフト15度、長さ43.5インチ、5Wはロフト18度、長さ42.5センチ。シャフトは純正のフレックスSを使用
![画像: 【試打解説】 内海大祐プロ TEGS所属プロで千葉校のチーフインストラクターを務める](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/09/12/dbc18b59fa961dd9d8e2149c22eb3257aa8254a5_xlarge.jpg)
【試打解説】
内海大祐プロ
TEGS所属プロで千葉校のチーフインストラクターを務める
FWが苦手な人はキャロウェイ・ローグスターがおすすめです!
今では標準性能となっているフェアウェイウッドの「ぶっ飛び性能」だが、事の始まりは6年前の2012年、やはりキャロウェイとテーラーメイドの間で「ぶっ飛びFW」対決が勃発した。男子ツアーでテーラーメイドRBZが人気になるや、キャロウェイも「300ヤードスプーン」と題し、「X‐HOT」を登場させた。
![画像: キャロウェイX-HOT。このモデルの3番ウッドは「300ヤードスプーン」として話題をさらった](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/09/12/851b21e598a0acdba225b3b4040a146343ee4f4c_xlarge.jpg)
キャロウェイX-HOT。このモデルの3番ウッドは「300ヤードスプーン」として話題をさらった
![画像: テーラーメイドRBZ。「RBZの呼び方はずばり、ロケットボールズ!」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/09/12/31849a24f0ce416e8798059324d834ca42bb0112_xlarge.jpg)
テーラーメイドRBZ。「RBZの呼び方はずばり、ロケットボールズ!」
当時をよく知る内海大祐プロ(ETGS千葉)は、2018年モデルのローグスターとM4を打ち比べて、2012年を思い出したという。
![画像: 試打風景。HS45m/s程度で内海プロが、HS42m/s程度のアマチュアK氏が試打](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/09/12/9732aeb7c3b4bbe008807c134d690089b06bca35_xlarge.jpg)
試打風景。HS45m/s程度で内海プロが、HS42m/s程度のアマチュアK氏が試打
![画像: 弾道測定器で計測。ボールはプロの信頼も厚いZスターXVを使用](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/09/12/ddad04cb39b18a4aec2a74a5042defb9177a505c_xlarge.jpg)
弾道測定器で計測。ボールはプロの信頼も厚いZスターXVを使用
「結論から言うと、上がりやすくつかまりやすいローグスターと、強弾道で低スピンのM4という感じです。ローグスターはX-HOT、M4はRBZの特徴を継承し進化した、そんな印象を持ちました」(内海)
ローグスターは見た目もフックフェースで構えた時に安心感がある。実際に打ってもドロー系の高弾道。FWが苦手な人に向いているという。逆にM4は左に行きにくく操作性の高さが際立った。
「M4はライナー性でミスヒットでも打球のブレが抑えられる感じ。出球を操りたい人に向いています」(内海)
芯を外しても飛距離が落ちないローグスター
![画像1: 芯を外しても飛距離が落ちないローグスター](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/09/12/36897078b50141154b5d48ad10d6fb7fcfa50057.jpg)
ヒール重心でややフックフェースの安心できる顔。つかまりがよく、ドロー系の高弾道が打ちやすい。3Wでも右への心配がなく、5Wはつかまり性能がかなり高い。
ヘッドの重さ | 209.3g | やや軽い |
重心距離 | 33.0mm | やや短い |
重心深度 | 25.6mm | やや浅い |
フェースの高さ | 33.5mm | ややシャロー |
SSの高さ | 21.6mm | 低い |
低重心率 | 64.5% | やや低重心 |
ヘッド左右MI | 2816gc㎡ | やや大きい |
ネック軸回りMI | 4367gc㎡ | やや小さい |
※SS=スイートスポット
※MI=慣性モーメント
【ローグスター特徴1】 3Wでもヘッドが大きく、ロフトが見えやすい
![画像: 3Wの投影面積やロフトの見え方が5W寄りにできているため、3Wの威圧感が薄らいでいる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/09/12/8581430350fbde5d792894701822f9bb919cb4a8_xlarge.jpg)
3Wの投影面積やロフトの見え方が5W寄りにできているため、3Wの威圧感が薄らいでいる
【ローグスター特徴2】 反発性能が高くミスヒットしても飛距離が落ちない
![画像: フェースが薄く、高初速が出やすい。芯を外しても飛距離が落ちにくい特徴があり、FWが苦手な人もストレスなく打てる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/09/12/d5ba2f63bfc50c17bf81bc22ff40aae030fde913.jpg)
フェースが薄く、高初速が出やすい。芯を外しても飛距離が落ちにくい特徴があり、FWが苦手な人もストレスなく打てる
![画像2: 芯を外しても飛距離が落ちないローグスター](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/09/12/69d2a13561ed99323e9f219c26773d0172a69ac6.jpg)
叩いても左に行かないテーラーM4
![画像1: 叩いても左に行かないテーラーM4](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/09/12/2802cfdec0f07d5318faadb91532843fa9892b0e.jpg)
ライ角度のフラット設計がつかまりすぎを軽減。リアルロフトが約1.5度寝ているためロースピンでも球は上げやすい
ヘッドの重さ | 216.7g | 重い |
重心距離 | 32.4mm | やや短い |
重心深度 | 27mm | 標準 |
フェースの高さ | 34.8mm | 標準 |
SSの高さ | 22.5mm | 標準 |
低重心率 | 64.7% | やや低重心 |
ヘッド左右MI | 2659gc㎡ | 標準 |
ネック軸回りMI | 4067gc㎡ | やや小さい |
※SS=スイートスポット
※MI=慣性モーメント
![画像: ラフでも滑ってくれます!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/09/12/8dcc3ab3d8579fde7d0d5ccf298a1532a81b9907_xlarge.jpg)
ラフでも滑ってくれます!
【M4の特徴1】 直進性が高く、弾道がバラツキにくい
![画像: スウィートエリアがやや大きいため、芯を外しても大きく左右へブレることがない](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/09/12/337eae18c455498ced1432b3411c0216d2ccc030_xlarge.jpg)
スウィートエリアがやや大きいため、芯を外しても大きく左右へブレることがない
【M4の特徴2】 接触時間が長いため、操作しやすい
![画像: 打感が柔らかいためボールを押し込んで打てる。その分操作性が上がり、いろいろな弾道を打ち分けやすい](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/09/12/40857e9b20f8f0f1a044dca70b0f7c482d01d3c3.jpg)
打感が柔らかいためボールを押し込んで打てる。その分操作性が上がり、いろいろな弾道を打ち分けやすい
![画像2: 叩いても左に行かないテーラーM4](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/09/12/81f1b26e82f00e9758999ab7978a47f9fbd6ad10.jpg)
月刊GD2018年10月号より