アウトサイドインのカット軌道を修正して、スライスがおさまってきたと思ったら、今度は右へのプッシュアウトが出るように……。多くのゴルファーが悩まされるこの問題。いったい何が原因で、どうすれば直せるのか? 塩見好輝プロに教えてもらいました。
カット軌道矯正の副作用…
「インから振る意識が強すぎる」とプッシュスライス
「クラブをインから下ろそうとする意識が過剰になりすぎているのかもしれません。インから振る意識が強くなると、ダウンで右肩が下がったり、お尻が前に出やすいんです」(塩見)
そうすると、極端にクラブがインから入って、フェースの開きも大きくなってしまうのだそう。
「両手のひらに『ゆりかご』を乗せていると思って、それをやさしく揺らすように振る意識を持ってみてください。インから下ろす意識が消え、カット軌道にもなりません」
Point.1 『ゆりかご』イメージで体を使って振る
「イントゥインの軌道に近づくほど、プッシュスライスもカットスライスも消えます。サッカーの『ゆりかご』パフォーマンスがありますが、あれです。両手のひらを上に向けたまま振ってみてください」
「両肩をレベルに保てて、余計なフェースターンも抑えられます。実際にはクラブを持っているので、両手のひらが上にはなりませんが、この感覚なんです」
また、両肩を水平に保つことと同じく、ひざの高さも重要だという。
「スウィング中は両ひざの高さを変えず、後ろの壁にお尻をくっつけたまま振るイメージなら、極端にインからクラブが入る動きを防げますよ」
Point.2 お尻の位置を変えずに回転。両ひざの高さが保てる
Point.3 後ろに壁があるつもりで打つ
「ダウンでお尻が離れないように振ることで、理想的なイントゥイン軌道になります。僕もショットの調子が悪くなったときは、この方法でチェックしています」
塩見プロのスウィング。両ひざの高さ、お尻の位置に注目
週刊GD2018年より
ゴルフダイジェストツアーで行く、短期上達ゴルフ合宿が人気です↓
週刊ゴルフダイジェストをキンドル番で読む↓