アウトサイドインのカット軌道を修正して、スライスがおさまってきたと思ったら、今度は右へのプッシュアウトが出るように……。多くのゴルファーが悩まされるこの問題。いったい何が原因で、どうすれば直せるのか? 塩見好輝プロに教えてもらいました。
画像: 【指導】塩見好輝プロ 大阪府出身。東北福祉大ゴルフ部主将を経て、2012年プロ転向。方向性抜群のフェードで2014年にはシード権獲得。レッスン上手なツアープロ

【指導】塩見好輝プロ
大阪府出身。東北福祉大ゴルフ部主将を経て、2012年プロ転向。方向性抜群のフェードで2014年にはシード権獲得。レッスン上手なツアープロ

カット軌道矯正の副作用…

「インから振る意識が強すぎる」とプッシュスライス

「クラブをインから下ろそうとする意識が過剰になりすぎているのかもしれません。インから振る意識が強くなると、ダウンで右肩が下がったり、お尻が前に出やすいんです」(塩見)

そうすると、極端にクラブがインから入って、フェースの開きも大きくなってしまうのだそう。

「両手のひらに『ゆりかご』を乗せていると思って、それをやさしく揺らすように振る意識を持ってみてください。インから下ろす意識が消え、カット軌道にもなりません」

Point.1 『ゆりかご』イメージで体を使って振る

画像: 「インから振る意識が強すぎる」とプッシュスライス

「イントゥインの軌道に近づくほど、プッシュスライスもカットスライスも消えます。サッカーの『ゆりかご』パフォーマンスがありますが、あれです。両手のひらを上に向けたまま振ってみてください」

「両肩をレベルに保てて、余計なフェースターンも抑えられます。実際にはクラブを持っているので、両手のひらが上にはなりませんが、この感覚なんです」

また、両肩を水平に保つことと同じく、ひざの高さも重要だという。

「スウィング中は両ひざの高さを変えず、後ろの壁にお尻をくっつけたまま振るイメージなら、極端にインからクラブが入る動きを防げますよ」

Point.2 お尻の位置を変えずに回転。両ひざの高さが保てる

画像: お尻を前に出さずに動けば、両ひざの高さも変わらない

お尻を前に出さずに動けば、両ひざの高さも変わらない

画像: お尻の位置がズレるとひざも暴れて、スウィング軌道が狂いだす

お尻の位置がズレるとひざも暴れて、スウィング軌道が狂いだす

Point.3 後ろに壁があるつもりで打つ

画像: お尻が壁から離れないようにスウィング!

お尻が壁から離れないようにスウィング!

「ダウンでお尻が離れないように振ることで、理想的なイントゥイン軌道になります。僕もショットの調子が悪くなったときは、この方法でチェックしています」

塩見プロのスウィング。両ひざの高さ、お尻の位置に注目

画像: 「ゆりかごイメージとお尻の安定。これですよ」

「ゆりかごイメージとお尻の安定。これですよ」

週刊GD2018年より

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