今シーズンはリゾートトラストレディスで初優勝を飾り、ツアーの中心選手へ階段を着実に上がっている岡山絵里。強気なプレースタイルはプロ向きだが、シャイで口下手な一面もある。そんな彼女のこだわりのセッティングは?
構えたときの良さとドローの打ちやすさが決め手「ロッディオtypeM」
クラブ選びに関して独自のこだわりを持つ岡山。本人いわく「超・感覚派」。昨シーズンからクラブ契約をフリーにして戦った。
「持ち球がドローボールなので、構えたときにその弾道のイメージが湧くものを選んでいます。ロッディオは契約フリーになってからずっと使用していますが、最初に構えた瞬間に『自分に合っている』と感じました」
最近は女子ツアーだけでなく、世界でもクラブ契約フリーの選手が増えている。自分にマッチした、自分が気にいったクラブを好きなタイミングで使用できるというのが最大のメリット。岡山自身もそれが大きいと言う。
新しいドライバーをテストすることはあっても、一度良いと感じたものとは腰を据えて付き合う。ドライバーだけでなく、他のクラブもしかり。とくにショットで勝負する岡山にとってアイアンは生命線。自らの感覚を重視して「スリクソンZ565」を使い続けている。
170~210ヤードを打ち分ける3本
抜けの良さにこだわった「スリクソンZ565」アイアン
ドローが持ち球の岡山にとって、適度なつかまり具合いのセミグースネックは相性抜群で、攻めのショットを支える。ヘッドの抜けの良さと、傾斜地での構えやすさにこだわって、ソール後ろ側とヒール側を削り落としたV型ソールが特徴のアイアンでもある。
ウェッジはクリーブランド588・RTX2.0、48度、52度、58度
スコッティキャメロン ニューポート2。ヘッドの裏表に鉛でカスタム
6つのブランドで14本をセッティング
PHOTO/Yasuo Masuda
週刊GD2018年10月2日号より