ホアキン・ニーマン(Joaquin Niemann)チリの首都サンティアゴ出身。アマチュアで23勝を挙げ、世界アマランクで長らく1位。今季プロ転向後8試合でシード権獲得。19歳(10/5時点)
タテとヨコの"ふたつの屈曲"で効率よく飛ばす!(石井忍'sポイント)
毎回ほぼスクェアヒット! ドロー、フェードも自由自在
![画像: 両肩の傾きは20度近く。両足から両ひざ、腰、肩とラインに徐々に角度がつく理想的な形](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/04/972759bd2add1030367cbf66ce0c86d83bb19ce8_xlarge.jpg)
両肩の傾きは20度近く。両足から両ひざ、腰、肩とラインに徐々に角度がつく理想的な形
![画像: アドレスの斜軸を中心に捻転。効率よくボールにパワーを伝えることができる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/04/7d76131200d26860344752cd7873be959ffed383_xlarge.jpg)
アドレスの斜軸を中心に捻転。効率よくボールにパワーを伝えることができる
![画像: 右サイドが急激に縮まる。骨盤が後傾(お尻が後ろ側に出るイメージ)することで、どこまででも腰を切ることができる。アマチュアはここで腰がスライドしやすい](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/04/041dda3d24da8423379011e7afe19b3e8a861558_xlarge.jpg)
右サイドが急激に縮まる。骨盤が後傾(お尻が後ろ側に出るイメージ)することで、どこまででも腰を切ることができる。アマチュアはここで腰がスライドしやすい
![画像: インパクトは少しだけハンドファースト。前傾が深くなり、右サイドが縮みこみ、パワーが溜まった状態。右サイド全体でボールにさらにひと押し加えている](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/04/f9710ace0d7c7e80c56e4776b2de1c2ad93d3362_xlarge.jpg)
インパクトは少しだけハンドファースト。前傾が深くなり、右サイドが縮みこみ、パワーが溜まった状態。右サイド全体でボールにさらにひと押し加えている
![画像: 頭がさらに沈み込む。頭を右に振ってヘッドと引っ張り合わせることで、さらにヘッドスピードを上げている。体の強さと柔軟性がなせるワザ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/04/27c559c9676fd01037d80cddc423e92321245e3b_xlarge.jpg)
頭がさらに沈み込む。頭を右に振ってヘッドと引っ張り合わせることで、さらにヘッドスピードを上げている。体の強さと柔軟性がなせるワザ
![画像: 沈みこみなどなかったかのような、バランスのとれた大きなフィニッシュ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/04/1bab54e615a41e700bc15ee8b5f2add481cfaa54_xlarge.jpg)
沈みこみなどなかったかのような、バランスのとれた大きなフィニッシュ
上の写真でふたつの屈曲が見られると思います。
ひとつは状態の前傾が深まる正面の屈曲(4コマ目)。もうひとつは側面の屈曲(3コマ目)です。
スプリングを想像してもらえるとわかるかもしれませんが、正面の屈曲で縮んだバネが回転することで横に移動します。フリートウッドやダスティン・ジョンソンも同じタイプですが、共通するのは腕の自由度が低いこと。
つまり腕で操作せずに体のパワーを生かしてレートヒットさせているのです。
これならヘッド軌道、入射角が安定し、効率よく飛ばすことができます。
屈曲をうまく作る肝は骨盤。トップまでは骨盤が前傾を保ちますが、切り返しから後傾し、ここで左股関節のリミッターが外れ、左腰を目一杯切ることができるんです。
バックビューも驚異のカタチ
![画像1: 【ホアキン・ニーマン】なんかヘンだぞ、首の向き。南米チリから現れたPGAツアールーキー、J・ニーマンの"側屈フォロースルー"](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/04/936f9f3b3d31c3c2b39f682b91940d79be5eb9f5_xlarge.jpg)
![画像2: 【ホアキン・ニーマン】なんかヘンだぞ、首の向き。南米チリから現れたPGAツアールーキー、J・ニーマンの"側屈フォロースルー"](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/04/e073911a5e59286d7d6451fccfccbea85ca16f0b_xlarge.jpg)
![画像3: 【ホアキン・ニーマン】なんかヘンだぞ、首の向き。南米チリから現れたPGAツアールーキー、J・ニーマンの"側屈フォロースルー"](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/04/bbe067beb5570e4fe4a517d13c4d36ca69de11ee_xlarge.jpg)
![画像4: 【ホアキン・ニーマン】なんかヘンだぞ、首の向き。南米チリから現れたPGAツアールーキー、J・ニーマンの"側屈フォロースルー"](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/04/1a403ff0d31e424855b479bdb7bfc22354c5c3c3_xlarge.jpg)
![画像5: 【ホアキン・ニーマン】なんかヘンだぞ、首の向き。南米チリから現れたPGAツアールーキー、J・ニーマンの"側屈フォロースルー"](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/04/115c176930a802f983db36df32200e2cc6121e09_xlarge.jpg)
![画像6: 【ホアキン・ニーマン】なんかヘンだぞ、首の向き。南米チリから現れたPGAツアールーキー、J・ニーマンの"側屈フォロースルー"](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/04/f406aa8354c9c12a0302890fff271f356e255baa_xlarge.jpg)
両ひざが平行になったポジション(3コマ目)で左腕がまだ高い位置にあるのが凄いですね。抜群の柔軟性と股関節の広い可動域を活かした、腕に頼らない高効率スウィングです。
【解説】石井忍
プロコーチ。薗田峻輔、安田彩乃らのコーチを務める。週刊GDで『考えないショートゲーム』連載中
![画像: タテとヨコの"ふたつの屈曲"で効率よく飛ばす!(石井忍'sポイント)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/10/bf190913168e2ffa1f12ee4da102ceb8bed4c622_xlarge.jpg)
PHOTO/Tadashi Anezaki
月刊GD2018年11月号より