スコアラインの間も凸状に加工。摩擦係数が高まった
「マック ダディ4」に搭載されて、強いスピンが証明された「NEWマイクロフィーチャー」をフェース面に採用した。


バックスピンが効く秘密が「NEWマイクロフィーチャー」。溝と溝の間をCNCミルドで凸状に加工、ボールとの摩擦係数をアップさせている
リーディンエッジは丸みを無くして真っすぐ!
新しい「マックダディ フォージド」の顔を見るとストレートなリーディングエッジが際立っている。現代のほとんどのウェッジは、リーディングエッジが丸みを帯びているが、その丸みがスパッと切り落とされたように真っすぐになっている。

ターゲットラインに対しての構えやすさを追求したというストレートなリーディングエッジ

ホーゼルに輝く「・R・」の刻印は、名ウェッジデザイナー、ロジャー・クリーブランド監修の証

グースネックでもなく、出っ歯でもない、ゼロオフセットの見た目(右)。ソール形状は、抜けが良くスピンが掛かりやすい「Cグラインド」ソールを採用(左)
【実地試打】自分がどこを向いているかわかりやすいリーディングエッジ

試打を担当した合田プロは言う。 「これだけリーディングエ ッジがストレートだと閉じて使うときと開いて使うときとで、顔の違いがハッキリと出ます。しかし、その変化する顔にそれぞれよさがあって、ピンを狙う感じがより際立ちます」
【試打】合田洋プロ
1994年日本プロ優勝。個性を尊重した型にはめないレッスンが好評。クラブにも精通し、試打の経験も豊富
構えやすいリーディングエッジ

「リーディングエッジが真っすぐで、構えている方向がハッキリわかります。ライン出ししていくショットが明らかに打ちやすいです」
ネックの削り具合によって、フェースを開いても右に行く感じはない

「ストレートなリーディングエッジだから開くと右に行く感じがするかなと思っていましたが、それをまったく感じさせません。歯が真っすぐでもネックへのつなぎが方がいいんです。ロジャー・クリーブランドさんらしい丁寧な仕上がりです」
フェースを開いてもエッジが浮かない
バウンスが効いて抜けがよいぶんスピンが掛かっている

「芝の薄いところからのアプローチでフェースを開いて構えても、リーディングエッジが浮かずにピタッとしていています。打つとバウンスも効いています」。合田プロが指摘するバウンスの効きに加えて、摩擦係数を高めたフェース面の効果によって、グリーンに落下したボールがその場に止まるほどのスピン性能だった。
ソールが砂を弾いてくれる。バンカーでの使い勝手もいい

「『Cグラインド』のソールは砂との相性もいい。バンカーから『上げる、転がす』のイメージどおりに打ちやすい」

ソール形状に種類がある「マック ダディ4」に対して「マック ダディフォージド」のソールは抜けのよさとスピンが両立できる「Cグラインド」に統一
マックダディ フォージドウェッジ(キャロウェイ)
ヘッド素材/軟鉄鍛造
シャフト/ダイナミックゴールドS200、
N.S.MODUS3 Tour120(S)
N.S.プロ950GH(S)
ロフト/48・50・52度(バウンス角10度)
54・56度(バウンス角12度)
58・60度(バウンス角10度)
価格/2万3000円(税抜き)
PHOTO/Yasufumi Sakagami
週刊GD2018年10月16日号より