スリクソンZ785は、ゼクシオと同じくらい簡単。そこに操作性が加わったフィーリング!
ドライバーは『ゼクシオ8』から『9』、『10』と移行してきて、そのいずれでも複数回の優勝を果たしたマークセン。7月にセントアンドリュースオールドコースで行われた全英シニアオープンの現地では、『ゼクシオ10』から『スリクソンZ785』にスイッチ、見事10位に入った。
マークセン セガサミーの練習日(全英シニアの2週間前)に試してみたら『ゼクシオ』と遜色ないやさしさで、しかも操作性が抜群でした。高低が打ち分けられるし、自分の思った球筋で狙い打ちできるんだ。これが変えたいちばんの理由だね。
操作性だけでなく、キャリーが約5ヤード伸び、トータル飛距離300ヤードに到達。ランも含めると、310ヤード以上だという。
ドライバーが大いに気に入った流れで、3番ウッドも『スリクソンZF85』にチェンジした。
マークセン 3番ウッドは270ヤード目安で、ティアップすれば280ヤードは飛ばせます。これも球筋の操作性がいいです。
振った感覚と距離感が合う
飛ばし屋だが、強さを支えるのはショートゲーム。ウェッジはもちろん、パターにもマークセン流のこだわりがある。
マークセン オデッセイの『ホワイトホット』の打感が好きなんです。白いインサートのモデルが、打音と打感と転がるフィーリングが自分に合うようです。ボールがしっかりつかまって目標方向に出しやすいのもいい。とても距離感が合います。
『#2』を10年ほど使い、現在の『#5』は5年使い続けている。
マークセン 『#2』はフェースが長く見えて扱いづらいときもあったけど、『#5』はちょうどいい。後方のフランジが広めで安心感があるし、サイトラインも長いので目標に構えやすいですね。
パターのグリップはスーパーストロークのピストルタイプ。
マークセン ここ数年、グリップは『スーパーストローク』を使っています。操作性と安定性を兼ね備えているところが気に入っています。ただし、少しずつ細身のものに移行しています。
アイアンは6番までクラブで楽して、7番からは狙えるモデル
アイアンはキャビティではなく、ブレードタイプの『スリクソンZ945』。ただし、それは7番から。6番よりも長い番手はアイアン型の中空UTへ徐々に移行。6番までは『スリクソンZU85』だ。
シャフトは高さを出しやすいプロジェクトX
マークセン アイアンは、4番から6番までアイアン型のユーティリティ。コントロールしやすく、何よりボールが上がりやすい。軽く振って番手どおりのキャリーを出せるのが気に入っています。
4番、5番、6番はアイアン型ユーティリティ
ちなみに7番アイアンのキャリーは170ヤード。その飛距離をもってしても、この選択だ。
60度のロブ以外は、フルショットで使いやすい、抜けのいいソール形状のウェッジを使っているという。
マークセン 開いて構えても違和感が出ず、構えやすい丸みのある刃先の形状が好みです。スピンが利くウェッジなので、様々な攻め方ができます。
マークセン レギュラーツアーの長いコースセッティングでは54度を多用し、シニアツアーではもっぱら56度を使っています。
レギュラーとシニアの両方に出場するマークセンらしい使い分け術だ。
PHOTO/Hiroaki Arihara
月刊GD2018年11月号より