ここ数年で、PGAツアーのトップ選手たちのスウィングには大きな変革があった。「手先をいっさい使わずに体の回転スピードだけで飛ばす打ち方です」というのはプロコーチの内藤雄士。それにともなってアプローチの打ち方も変わってきたようだ。これまでのセオリー通りの打ち方で寄せまくるタイガー・ウッズと、今どきのスウィングで打ち分けるローリー・マキロイ。ふたりの40~50ヤードのスウィングを見てみよう。
![画像: 【解説】内藤雄士 コーチングのかたわらPGAツアー中継の解説も務め、ツアーの最新技術情報に精通](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/17/66cfb12f8fbfcea4e7b9f9e95b738521e1d05c1f_xlarge.jpg)
【解説】内藤雄士
コーチングのかたわらPGAツアー中継の解説も務め、ツアーの最新技術情報に精通
タイガーは、体をあまり回さず、腕の振り幅で打ち分け
![画像1: 【アプローチ対決】"振り幅"のタイガーvs"回転量"のマキロイ。40~50ヤード「距離感の出し方」を比べてみた](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/17/4a4a8b8207caaf19a0a4bd3e886496cc129ab1b1_xlarge.jpg)
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![画像6: 【アプローチ対決】"振り幅"のタイガーvs"回転量"のマキロイ。40~50ヤード「距離感の出し方」を比べてみた](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/17/47282932d70591d1f1e4eff42cf6387637c62e1f_xlarge.jpg)
内藤 タイガー・ウッズの40ヤードのアプローチは、腕とクラブが体の正面にキープされていて、インパクトで腰は開いていません。50ヤードになっても振り幅が大きくなるだけで基本は同じ。今までのセオリー通りの打ち方です。
マキロイは、体の回転量で距離を打ち分けている
![画像: ストロンググリップで握り、、フェースをローテーションさせずにシャットに上げていく](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/17/858eb768391c4e0df196b931f62c241831a248c4_xlarge.jpg)
ストロンググリップで握り、、フェースをローテーションさせずにシャットに上げていく
![画像: 肩はしっかり90度回転](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/17/1e9b5b48162587df808a7547e4ee77c1f7673a82_xlarge.jpg)
肩はしっかり90度回転
![画像: 腰の回転リードで打つため、腕とクラブは遅れて下りてくる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/17/48bbaa2c227b5af3c4827a05c899a5ffce5552b7_xlarge.jpg)
腰の回転リードで打つため、腕とクラブは遅れて下りてくる
![画像: インパクトで腰がかなり開く](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/17/b81944ea838695f56c4735a11a4d5791bb10b808_xlarge.jpg)
インパクトで腰がかなり開く
![画像: フォローで手はまったく返さない](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/17/840008d0a5bb715d6c80c7b4d330b1132a99fdac_xlarge.jpg)
フォローで手はまったく返さない
![画像: 腰が目標を向くフィニッシュ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/17/b9e6260a88f6e2f5e10d88ce8d7b3a423c97770f_xlarge.jpg)
腰が目標を向くフィニッシュ
内藤 これまでは腕とクラブを体の正面にキープして、インパクトは体を開かずに打つのが主流でしたが、29歳のローリー・マキロイのアプローチは、それとは違います。マキロイはインパクトで体(特に腰)を開いて打っています。
内藤 回転スピードで飛ばすフルショットと同じ流れですね。腕を振る感覚はなく、体の回転だけで打っているイメージ。距離の打ち分けもどれくらい体を回転させるかで調節します。手先で振って距離が合わなという人は、ぜひマネしてほしい打ち方です。
ちなみに、ダスティン・ジョンソンも"回転量"派
![画像: ちなみに、ダスティン・ジョンソンも"回転量"派](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/17/1eda11774094c283faf804dd35c45bcac8fc5f43_xlarge.jpg)
内藤 「ウェッジのコントロールショットは、ボール初速とヘッドスピードをほぼ同じ数値に揃えたい」と弾道測定器を使いながら練習していたダスティン・ジョンソンも回転量派です。腕の振りではなく、体の回転で打っている証拠です。(内藤)
月刊GD2018年11月号より
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![画像1: golfdigest-play.jp](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2020/01/17/a0d3911e31f1b859edb56889d25c2c26e0ca5d80_large.jpg#lz:xlarge)
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![画像2: golfdigest-play.jp](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2020/01/17/36f74ccb626932923d10c6bdd1cb164dd19369c2_large.jpg#lz:xlarge)