ドライバーに注目が集まりがちだが、この秋はウェッジも各メーカーの新作が目白押し。「ウェッジは顔とソールが重要」という堀越プロと各クラブの性能に迫った。最新12モデルの中から、今回はソール幅が広くザックリ知らずで抜けがいい性能を重視したアベレージ向け6モデルを試打テスト!
【計測方法】「20ヤード前後がいちばんスピン性能の違いがわかる」という堀越プロに、弾道解析機"フライトスコープ"を用いて、20ヤード付近のラフと花道からSWで5球アプローチしてもらい、上下2球を除く3球の平均スピン量を計測した
"小細工無用。ザックリしにくい"ウェッジ部門
「ラボスペックFROG'S LEAP-II」(グローブライド オノフ)
「独特な形状のソールが滑るので、まるでフェアウェイウッドでランニングアプローチしているように感じました。でもスピンはしっかり入り、グリーンでピタッと止まります」(堀越)
「ツアーB XW-2」(ブリヂストンゴルフ)
「XW-1に比べてグースの度合いがかなり強く、またフェースが四角いので、ラインが出しやすい。ジャンボさんが全盛期のころに流行したJ`sアイアンのウェッジに馴染んでいた人には、ドンピシャの顔でしょう」
「C036フォージド」(フォーティーン)
「ダブルバウンスに幅広ソールとダフらせない工夫が満載。入射角20度くらいで上から入れても突っかからず、ソールが滑ってくれます。ラフからでもしっかりスピンが効くのには驚き」
「マックダディ4」(キャロウェイゴルフ)
「ややグースネックで、ほとんどのゴルファーが構えやすいと感じるはず。フェースを開く必要はあまりなく、ポンッと置いて構え、そのまま打てば、自然にスピンのかかった球が打てます」
「チューンN」(プロギア)
「グースネックなので、そのぶんインパクトロフトが立ち、打ち出しはイメージより低いですがスピンはかかります。幅広ソール全般にいえますが、ラフでは左に出やすいので注意が必要です」
「ツアーB XW-1」(ブリヂストン)
「バウンスがあるようには見えないのですが、打つとしっかりバウンスが効いて、抜け感が気持ちいい。フェース面がザラザラに加工されていて、フェースがボールを噛むように喰いついます」
週刊GD2018年10月30日号より
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