ティグラウンドでは平らなところを探してティアップしていますが、どうしても平らな場所が見つからなかった場合、何で調節すればいいのでしょうか? ティの高さでしょうか? (61歳 スコア90前後)

基本的に練習場の打席は平らなはずですから、なるべくコースでもいつもどおりの状況から打ちたいですね。ただ、確かになかなか平らな場所が見つからないティグラウンドもたまにありますねえ。そんな場合は、できればスタンス位置とティアップする位置が同じ傾斜の場所を選ぶのがいいと思います。

画像: 平らに見えてもティグラウンドには微妙な傾斜がつきもの

平らに見えてもティグラウンドには微妙な傾斜がつきもの

例えば、スタンスの位置がつま先上がりなら、ティアップする位置もつま先上がりとか。要は平らな場所がないティグラウンドでは、傾斜が均一な場所を選ぶということです。とはいえ、傾斜の強いところは避けたほうがいいですが……。

なぜかというと、人間は足場の傾きを微妙に感じ取ってしまう傾向があるからです。例えば、スタンス位置がつま先上がりなら、どうしてもインパクトでクラブヘッドは平らな場所に比べて上を通過しやすいもの。

その時、もしティグラウンドが凸状になっていて、ティアップした位置が下がっていたなら、ショットはトップ気味になりやすいはずです。

画像: 「平らな場所を探すのが基本ですが、ない場合は『ティアップ位置』と『スタンス位置』の傾斜が揃っている場所を選びましょう」

「平らな場所を探すのが基本ですが、ない場合は『ティアップ位置』と『スタンス位置』の傾斜が揃っている場所を選びましょう」

ティの高さで調節したほうがいいのか? ということですが、私はその必要なない、というか、しないほうがいいと思います。ティアップとスタンスの位置の状況を自分で変えてしまう恐れがあるからです。

ただし、その傾斜が、自分の出やすいミスを助長させる場合もあります。最近のクラブは長尺になって振り遅れしやすい傾向ですから、おおむねつま先下がりや左足下がりは避けたほうが賢明かと思います。

画像: 「ティの高さを調節するとスウィングが変わりやすいのでおすすめしません」

「ティの高さを調節するとスウィングが変わりやすいのでおすすめしません」

田村尚之ゴルフQ&A

ゴルフへ行こうWEB facebookページはこちら

This article is a sponsored article by
''.