「クラブ選びは、やさしさを第一に考えて選びます」という柏原明日架。例えば、アイアン選びも、本来好みのマッスルバックではなく、やさしさ第一にキャビティバックをバッグに入れている。現在のクラブセッティングについて聞いてみた。
かっこよくても使えなきゃ意味がない。アイアンはAPEXのキャビティバック
「できるだけ体に負担がかからないように、やさしいものを選ぶようにしています。本当は、アイアンは薄いブレードタイプが好きですが、今使っているモデルと比べるとブレードタイプはとてもミス
にシビア。そのため、キャビティタイプのやさしいほうを使っています」
アイアンは6Iから。その代わりに入れているFWに目が留まる。11番ウッドをまで入れているのは、女子でもそれほど多くない。
「本当はアイアン型のUTのほうが、カッコイイと思いますけど、『ミスが少なく、グリーン上で止まる』ことを考えたら、私にはFWが合っている。この11番ウッドは、女子プロ選手権から使っています。ラフが深いときでも、それまで入れていた5Iよりもヘッドの抜けがよく、飛距離が落ちないのでローグの11番ウッドにしました。以来、一番頼れるクラブになりました。5Iだと打ち込んでいかないといけない場面でも、11番ウッドなら力みのない自然な振り抜きで、キャリーで攻めていけるので、ピンが狙いやすい。見た目よりも中身重視です」
シーズン後半に投入した11Wが、低調気味だった柏原のゴルフを打破するカギとなるのかもしれない。
ドライバーはエピック スター。シャフトをSからXに変更して曲がりが減った
3W、5W、7WはスティールヘッドXR。「球が上がってグリーン上に止めやすい」
100Y前後の距離は3本のウェッジで対応
ローグの11番ウッドは日本未発売の輸入モデル
PHOTO/Shinji Osawa
週刊GD2018年11月27日号より