千葉県のゴールデンクロスCCで丸1日調査したところ、全168球中バンカーから「出して1打」は19人(11.3%)、「出して2打」が82人(48.8%)、「出して3打以上」が67人(39.8%)だった。この結果を見ると、「出すことはできるが、寄せきれない」というのが、アマチュアの悩みどころのようだ。今週の通勤GDは、ショートゲームの達人・藤田寛之プロに、出すだけじゃ満足できない。「寄せるバンカーショット」をお届けします。

【通勤GD】通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。ワンテーマを3回~6回のシリーズでお届け。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。

【指導】藤田寛之プロ
1969年生まれ、福岡県出身。40歳をすぎて賞金王になる。最近はケガに悩まされることも多いが2014年以来の優勝を目指して戦いを続ける。

なんとなくフェースもスタンスも「開いて」構えていませんか?

画像: 開いて構えるのがファーストステップですが、まずはバンカーショットの原理を理解しましょう

開いて構えるのがファーストステップですが、まずはバンカーショットの原理を理解しましょう

なんとなくフェースとスタンスを開いて構えてバンカーショットをしている人。その「なんとなく」がバンカーショットを難しくしている可能性があるようです。

「やろうとしていることは間違っていないのですが、バンカー上手になるためには、まずメカニズムを理解する必要があります。そもそもバンカーショットは、クリーンにボールだけを拾おうとすると、ダフリやトップが怖いですよね。なので、柔らかい砂ごとボールを飛ばすというのが、バンカーショットの理屈になります」

画像: なんとなくフェースもスタンスも「開いて」構えていませんか?

「そこで大事になるのは、ヘッドが潜りすぎないこと。潜りすぎるとヘッドとの間に砂が入りすぎボールは飛びません。そのためにバウンスを砂に当ててやる必要があり、バウンスから砂に入れやすくするためにフェースを開くのです」(藤田)

【アドレスの手順】

藤田プロのセットアップはいたってシンプル

画像: ①フェースを開いてからクラブを握る

①フェースを開いてからクラブを握る

画像: ②フェース面が目標を向くようにオープンに立つ(リーディングエッジがターゲットラインと直角)

②フェース面が目標を向くようにオープンに立つ(リーディングエッジがターゲットラインと直角)

「足は多少、肩や腰と比べて開いても構いませんが、スウィング中に軸がぶれないよう肩と腰の向き(ライン)は合わせてください」(藤田)

【通勤GD・今日のポイント】ボールはフェースの向いた方向に飛んでいく
ヘッドが砂に突き刺さらないよう「バウンス角」という機能がウェッジには付けられています。フェースを開くことで、このバウンスが生きてきます。ボールはフェースの向いた方向に飛ぶので、スタンスをオープンにしてフェースの向きをターゲットに合わせます。

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