「ナイスショットしたい」、「芯に当ててナイスオンしたい」。ラウンド中は誰もがそう願うもの。「打ち急ぎはNG」、「丁寧に打ちたい」という一心で、「ゆっくりテークバック」を意識しているという濱田真由美さん。しかし、これが「ミスのもと」と言う横田英治プロ。これって、一体どういうこと?
「プレー中によく使う、ユーティリティのミート率を上げたい」という濱田さん
![画像: 【指導】横田英治プロ 江連忠プロの一番弟子であり、GD誌面で数々のレッスン特集に登場。ETGS千葉校の代表。現在、女子プロの岸部桃子も指導中](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/12/17/6782ecbf35c5188897a5c44221af604a9e527427_large.jpg#lz:xlarge)
【指導】横田英治プロ
江連忠プロの一番弟子であり、GD誌面で数々のレッスン特集に登場。ETGS千葉校の代表。現在、女子プロの岸部桃子も指導中
![画像: 【教わる人】濱田真由美さん ゴルフ歴15年、平均スコア95](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/12/17/e3dc7a28ec4867194f6fd8f52cb9c545c6e9da45_large.jpg#lz:xlarge)
【教わる人】濱田真由美さん
ゴルフ歴15年、平均スコア95
濱田さんのUTスウィング。「丁寧に上げるのはいいのですが…」と横田プロ
![画像1: 【ミート率】丁寧にゆっくりテークバックするよりも、サッと上げたほうが上手く当たる! そのワケは? プロがアマに直レッスン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/28/2ea903b882d06b6ed020b6214f1585ce87cadc85_large.jpg#lz:xlarge)
![画像2: 【ミート率】丁寧にゆっくりテークバックするよりも、サッと上げたほうが上手く当たる! そのワケは? プロがアマに直レッスン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/28/6c1dcceb6c2babc5c3bfe366a35aff0ed59b3656_large.jpg#lz:xlarge)
![画像3: 【ミート率】丁寧にゆっくりテークバックするよりも、サッと上げたほうが上手く当たる! そのワケは? プロがアマに直レッスン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/28/06eac5cd79eeab59d8331f32866d3aaa8ca8ad8a_large.jpg#lz:xlarge)
![画像4: 【ミート率】丁寧にゆっくりテークバックするよりも、サッと上げたほうが上手く当たる! そのワケは? プロがアマに直レッスン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/28/695bd53b41e54fd1184456cb194c4dd73aa84456_large.jpg#lz:xlarge)
![画像5: 【ミート率】丁寧にゆっくりテークバックするよりも、サッと上げたほうが上手く当たる! そのワケは? プロがアマに直レッスン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/28/ff076373be5535c64f9d70b5219fd5360c6b4bfe_large.jpg#lz:xlarge)
濱田 ラウンドで、ユーティリティを多く使いますが、練習場で打つときよりも上手く当たらないんです。少し、オーバースウィングになっている気がします。
横田 ここで(練習場で)打っているぶんには、トップが大きすぎるということはないので、おそらく、本番だといつも以上に、「丁寧に」やろうとして、それがオーバースウィングにつながっているんだと思います。
濱田 「丁寧に」やるから、失敗するんですか?
横田 たとえば、スタートの「30センチ」を、ゆっくり、真っすぐ上げようとか思っていませんか?
濱田 あ、コースだととくにそういう感覚はあります。
横田 ゴルフのスウィングは、ゆっくり振ろうとするほど、全体の時間が長くなって、その分、ブレやすくなるんです。逆に、スピードを上げて振るほど、スウィング時間が短くなって、ブレも少なくなるんですよ。
時間をかけてあげるほど、トップでのブレが大きくなりやすい
![画像: 実際のラウンドでは、練習場よりも「丁寧に」やろうという意識が強くなり、テークバックのスピードがゆっくりになりがち。そうすると、実は軌道がブレやすく、トップの位置も安定しない](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/12/17/c80e3afc39eb501a8123aff16f9a46c60805f1d4_large.jpg#lz:xlarge)
実際のラウンドでは、練習場よりも「丁寧に」やろうという意識が強くなり、テークバックのスピードがゆっくりになりがち。そうすると、実は軌道がブレやすく、トップの位置も安定しない
濱田 逆だと思ってました。
横田 では、試しに、テークバックで、できるだけ速いスピードでクラブを上げることを意識して、スウィングしてみてください。
濱田 勝手にトップがコンパクトになります。
横田 私が補助して、さらに始動のスピードを上げてみます。どうですか?
怖がらずに、スッと上げてみましょう
![画像: 濱田さんのUTスウィング。「丁寧に上げるのはいいのですが…」と横田プロ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/12/17/35e99aeb78a8c5ca8849aa67dc4401c2b76125cb_large.jpg#lz:xlarge)
![画像: クラブに勢いをつけて上げてみる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/12/17/f5a69ef2e99c30ed733a41eb8ae19e78048d59f3_large.jpg#lz:xlarge)
クラブに勢いをつけて上げてみる
濱田 最初のスピードが速いほど、そのままの勢いでフィニッシュまで一気に振り切れます。それに比べると、最初をゆっくりやろうとしたときは、どれだけ気をつけても、途中のブレが大きくなるのがわかります。
【ドリル】 両わきにタオルを挟んでスウィングしてみよう
![画像1: 【ドリル】 両わきにタオルを挟んでスウィングしてみよう](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/12/17/f84552da27bc73e55d7d90640f2bd185d215c052_large.jpg#lz:xlarge)
横田 バスタオルなどを胸に巻きつけ、両わきでタオルの端を挟んで固定する。この状態でスウィングすると、手が体の動きと連動し、コンパクトにミートするスウィングの土台ができます。ゆっくり上げてしまう人、必見です。
コースに行くと、ユーティリティやアイアンが当たらなくなるという人は、リズムと両わきを意識して打ってみよう。ミート率が格段に変わるはず、試してみよう。
横田プロが携わったスウィングリズム向上練習器具「ストロークリズム」はコチラ
週刊GD2018年12月4日号より
![画像2: 【ドリル】 両わきにタオルを挟んでスウィングしてみよう](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/12/17/630ca6bb1e587f7c94ee3e647bf362cfdf681206_large.jpg#lz:xlarge)