ヘッドスピードは40m/sもあるのに、ドライバーの飛距離200ヤードというアマチュアの北原正敏さん。「飛ばない理由はインパクトの効率が今ひとつだから」と齊藤かおりプロ。飛距離318ヤードの元ドラコンクイーンの“効率のいいスウィング”を教えてもらおう。

北原さんのお悩み「平均200ヤードのドライバーをもっと飛ばしたい!」

画像: 【指導】齊藤かおりプロ 飛距離318Yを誇るドラコン女王のインストラクター。ETGS千葉校でレッスンを展開中

【指導】齊藤かおりプロ
飛距離318Yを誇るドラコン女王のインストラクター。ETGS千葉校でレッスンを展開中

画像: 【教わる人】北原正敏さん 75歳/ゴルフ歴40年/HC14 「ドライバーの飛距離を伸ばしたいです」

【教わる人】北原正敏さん
75歳/ゴルフ歴40年/HC14 「ドライバーの飛距離を伸ばしたいです」

飛ばしたいのは分かりますが、インパクトの効率が悪いかも…

北原 ドライバーの平均飛距離が200ヤード。もう少し飛ばしたいです。

齊藤 まず、私のスウィングに対する考え方として、「飛ばすためのスウィング」というものはなくて、「効率のいいスウィング」を追求していくと、飛距離は勝手についてくるものだと思っています。北村さんの場合も、「飛ばそう」という気持ちが強すぎて、効率の悪いスウィングをしてしまっているので、結果として「飛ばない」ということなんです。

北原 ヘッドスピードを上げるような努力は必要ないってことですか。

齊藤 北村さんは、そのままでも40 m/s弱くらいのヘッドスピードがあるんですから、そもそも200ヤードしか飛ばないというのがおかしいんです。もっと効率を上げれば、簡単に飛距離は伸びます。いちばんの問題はテークバックをインサイドに引きすぎていて、そのせいでクラブが外から下りてくることですね。アウトサイドイン軌道だと、ボールに重さが伝わるインパクトになりづらいく、ヘッドが上から入りやすくなるので、余分なスピンがかかってしまいます。

画像: 体を「ねじろう」という意識が強すぎるため、クラブをインに引きすぎてしまう。インに引きすぎると、クラブは低い位置に上がるので、トップまでに手を使って持ち上げる動きになりやすい

体を「ねじろう」という意識が強すぎるため、クラブをインに引きすぎてしまう。インに引きすぎると、クラブは低い位置に上がるので、トップまでに手を使って持ち上げる動きになりやすい

北原 それで、球が上がりすぎてしまうんですね。

齊藤 一旦、フォローサイドにヘッドを振って、そこから一気にトップまで引き戻して振ると、自然なインサイドイン軌道を体感できます。その軌道をトレースするように体を動かせば、軸ブレも起きないし、体の重さをボールに伝えるインパクトになるんです。

インパクト効率をよくするために!

①アドレスとトップで軸の位置を変えない

画像: ミート率を上げるには、不動の軸を中心とした回転運動で打つ必要がある。アドレスでの軸の位置を保ったまま、トップまで回転することが必要

ミート率を上げるには、不動の軸を中心とした回転運動で打つ必要がある。アドレスでの軸の位置を保ったまま、トップまで回転することが必要

画像: 軸がぶれるとインパクト効率が悪くなり、飛ばない

軸がぶれるとインパクト効率が悪くなり、飛ばない

②【ドリル】フォローを出してから巻き戻してトップへ

齊藤 軽めのスウィングで、フォローまでヘッドを振り出し、そこから引き戻して一気にトップまで上げます(止まらずにフィニッシュまで振る)。ヘッドが不必要にインサイドに入らず、自然なインサイドイン軌道になるドリルです。

北原 これでインサイドイン軌道に近づくんですか?

齊藤 テークバックが良くなれば、外から下りて来なくなります。地味ですが、この素振りを必ず練習に取り入れてみてください。

画像: 「いったんフォローへ出して、そこから戻す勢いで…」(齊藤)

「いったんフォローへ出して、そこから戻す勢いで…」(齊藤)

画像: 「そのまま自然に上がれば、効率よくインパクトできるトップです」(齊藤)

「そのまま自然に上がれば、効率よくインパクトできるトップです」(齊藤)

北原 ありがとうございます。インサイドイン軌道で200ヤード以上飛ばせるようにかんばります!

画像: インパクト効率をよくするために!

週刊GD2018年12月11日号より

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