武藤俊憲がミズノと契約したのは4年前。スウィングの良し悪しが結果となってわかる、素直なモノ作りが気に入っていると話す。ドライバーからウェッジまで13本がミズノのクラブ。最新のクラブセッティングについて聞いた。
画像: 群馬県出身で1978年生まれの40歳。トータルドライビング1位に3度輝いたり、1年間にアルバトロスを2度達成するなど、ツアー屈指のショットメーカーで知られる。13年連続賞金シード権を獲得中で、ツアー通算6勝。

群馬県出身で1978年生まれの40歳。トータルドライビング1位に3度輝いたり、1年間にアルバトロスを2度達成するなど、ツアー屈指のショットメーカーで知られる。13年連続賞金シード権を獲得中で、ツアー通算6勝。

フェースに球がグッと乗る、手のように使える魔法のウェッジ「ミズノプロS18」

開いたら跳ねる、閉じれば突っかかる。そうならずに、常に一定の抜け方をするバウンスはできないだろうか。

ミズノの技術を信じた武藤俊憲は、試行錯誤を繰り返すこと2年、19回の手直しを経て、納得できるウェッジを手にした。

画像: ミズノプロS18 ソールの丸みがポイント。フェース面には斜めに打痕が走っている

ミズノプロS18 ソールの丸みがポイント。フェース面には斜めに打痕が走っている

武藤 開いたときのヒール側と、閉じた時のトウ側のソールの当たり方を、一定になるように削ってもらいました。手のように自在に扱える感じで、止めるのも転がすのも、これ1本になっています。

画像: 「ボールがフェースに乗る感覚、コントロール性能はバウンスの仕上がりが大きく影響します」(武藤)

「ボールがフェースに乗る感覚、コントロール性能はバウンスの仕上がりが大きく影響します」(武藤)

少しグースネックなのがボールを拾いやすくする

画像: 「ボールをグッとフェースに乗せる感覚が出る。フェースも開きやすい」(武藤)

「ボールをグッとフェースに乗せる感覚が出る。フェースも開きやすい」(武藤)

ウェッジはプレーの生命線、と語る武藤が、チューンされた「ミズノプロS18」をバッグに入れたとき、スタッフからは歓声が上がったという。

開いて閉じてビシッと叩ける「ミズノプロトタイプ」ドライバー

武藤 ヘッド後方が重すぎず、フェースの開閉がスムーズで操作しやすいです。浅重心設計でつかまりすぎず、ボール初速も速い。スピン量も理想的に抑えられています。

武藤 前モデルはフェース面が反射で光ることがあって気になっていたのですが、黒いフェースは構えたときに眩しくなく、構えやすいですね。

画像: 浅重心でビュッと振りやすく、大きすぎず構えやすいヘッド

浅重心でビュッと振りやすく、大きすぎず構えやすいヘッド

画像: フェース面は光らず眩しくないのがいい

フェース面は光らず眩しくないのがいい

ストロークのミスも途中でアジャストできるのがイイ

フックラインはトッと突き放し、スライスラインはクッとつかまえて乗せる。パッティングでそういったイメージを膨らませる武藤。フェースバランスのマレット型パターは選ばない。

そのため、ラインにアジャストしやすいピン型をエースパターとして使っている。ここ4年はオデッセイ『ダマスカス・グランドパター』を一貫して使う。

画像: トップブレード、トウ、ヒール、ネックのクランク部分など、スクェアに構えるガイドになるラインが多い。「それが頼りになるんです」

トップブレード、トウ、ヒール、ネックのクランク部分など、スクェアに構えるガイドになるラインが多い。「それが頼りになるんです」

武藤 ダマスカス鋼は音がいいんです。しっかりインパクト音が出るので、距離感が合う。それでいて、手ごたえはマイルドというか、ボールがフェイスに食いついて、ラインに“押し出せる”フィーリングがあるんです。

画像: ダマスカス鋼はインパクトの音がしっかり出る

ダマスカス鋼はインパクトの音がしっかり出る

画像: ネックまで一体形成型で打感が直接手に響くという

ネックまで一体形成型で打感が直接手に響くという

武藤 また、削り出しの一体形成型だと、打感、打音がダイレクトに手に響いて伝わってくるイメージです。フェースは弾き系の高めの音が出るのに、打感はマイルド。距離感があうのが気に入っています。

ミズノアイアンはソールに魂が宿る「ミズノプロ319」

5月の関西オープンから投入したアイアンが「ミズノプロ319」だ。

武藤 抜け具合を自分流に少し調整してもらって仕上がりました。ソールがスッと滑って、楽に高い球が打てるようになりました。

球が上がりやすいぶん、ロフトを一度立てたという。

武藤 前に使っていた「ミズノプロ518」は弾く感じでしたが、「319」は柔らかくつかまる感じ。イメージに合うスピンが入ります。

画像: 従来よりロフトを1度立てたため、若干グースが入り、フトコロ感が出ている

従来よりロフトを1度立てたため、若干グースが入り、フトコロ感が出ている

画像: 抜けの良さで定評がある「ルークソール」をさらにチューンした

抜けの良さで定評がある「ルークソール」をさらにチューンした

上がりやすく、長いホールで活躍する「ミズノGXフェアウェイウッド」

武藤 スプーンは基本的に難しいクラブなので、上がりやすく、やさしいモデルを選びたいです。このクラブは、シャローでしっかり上がります。左が怖くない顔の良さも気に入っています。

画像: 刃が出ているので上がりやすくみえる

刃が出ているので上がりやすくみえる

ユーティリティも「ミズノGX」

武藤 つかまりやすいし、高さを簡単に出せるユーティリティです。アイアンのように狙い打てるのがポイントです。

画像: 19度と21度を入れている

19度と21度を入れている

画像: ヒールが出ているので、つかまりすぎないのもいい

ヒールが出ているので、つかまりすぎないのもいい

ターゲットを狙うためのセッティング

画像: ※三井住友VISA太平洋マスターズ時のスペックです

※三井住友VISA太平洋マスターズ時のスペックです

月刊GD2019年1月号より

This article is a sponsored article by
''.