フェースに球がグッと乗る、手のように使える魔法のウェッジ「ミズノプロS18」
開いたら跳ねる、閉じれば突っかかる。そうならずに、常に一定の抜け方をするバウンスはできないだろうか。
ミズノの技術を信じた武藤俊憲は、試行錯誤を繰り返すこと2年、19回の手直しを経て、納得できるウェッジを手にした。
武藤 開いたときのヒール側と、閉じた時のトウ側のソールの当たり方を、一定になるように削ってもらいました。手のように自在に扱える感じで、止めるのも転がすのも、これ1本になっています。
少しグースネックなのがボールを拾いやすくする
ウェッジはプレーの生命線、と語る武藤が、チューンされた「ミズノプロS18」をバッグに入れたとき、スタッフからは歓声が上がったという。
開いて閉じてビシッと叩ける「ミズノプロトタイプ」ドライバー
武藤 ヘッド後方が重すぎず、フェースの開閉がスムーズで操作しやすいです。浅重心設計でつかまりすぎず、ボール初速も速い。スピン量も理想的に抑えられています。
武藤 前モデルはフェース面が反射で光ることがあって気になっていたのですが、黒いフェースは構えたときに眩しくなく、構えやすいですね。
ストロークのミスも途中でアジャストできるのがイイ
フックラインはトッと突き放し、スライスラインはクッとつかまえて乗せる。パッティングでそういったイメージを膨らませる武藤。フェースバランスのマレット型パターは選ばない。
そのため、ラインにアジャストしやすいピン型をエースパターとして使っている。ここ4年はオデッセイ『ダマスカス・グランドパター』を一貫して使う。
武藤 ダマスカス鋼は音がいいんです。しっかりインパクト音が出るので、距離感が合う。それでいて、手ごたえはマイルドというか、ボールがフェイスに食いついて、ラインに“押し出せる”フィーリングがあるんです。
武藤 また、削り出しの一体形成型だと、打感、打音がダイレクトに手に響いて伝わってくるイメージです。フェースは弾き系の高めの音が出るのに、打感はマイルド。距離感があうのが気に入っています。
ミズノアイアンはソールに魂が宿る「ミズノプロ319」
5月の関西オープンから投入したアイアンが「ミズノプロ319」だ。
武藤 抜け具合を自分流に少し調整してもらって仕上がりました。ソールがスッと滑って、楽に高い球が打てるようになりました。
球が上がりやすいぶん、ロフトを一度立てたという。
武藤 前に使っていた「ミズノプロ518」は弾く感じでしたが、「319」は柔らかくつかまる感じ。イメージに合うスピンが入ります。
上がりやすく、長いホールで活躍する「ミズノGXフェアウェイウッド」
武藤 スプーンは基本的に難しいクラブなので、上がりやすく、やさしいモデルを選びたいです。このクラブは、シャローでしっかり上がります。左が怖くない顔の良さも気に入っています。
ユーティリティも「ミズノGX」
武藤 つかまりやすいし、高さを簡単に出せるユーティリティです。アイアンのように狙い打てるのがポイントです。
ターゲットを狙うためのセッティング
月刊GD2019年1月号より