2018年は、日本ツアーの賞金女王を本気で狙っていたというシン・ジエ。惜しくも賞金ランク2位で終わったが、ツアー最終戦を含む、年間4勝を支えた14本について聞いた。
画像: シン・ジエ/1988年生まれ韓国出身。かつて世界ランキング1位にもなった実力者。2018年は4勝、メルセデスランキングでは賞金女王のアン・ソンジュを抑えて1位

シン・ジエ/1988年生まれ韓国出身。かつて世界ランキング1位にもなった実力者。2018年は4勝、メルセデスランキングでは賞金女王のアン・ソンジュを抑えて1位

フィーリングを第一に考える

「クラブについて、私は気持ちの持ち方ひとつだと思うのですが、クラブを道具だと思わずに、このクラブで打ったら『必ず寄る』とか『きっと入る』と、信じられることが大事だと考えています。

そのように思えるクラブでないと、私は選びません。クラブは体の一部のようなものだからです。

ドライバーは、強振しなくてもランが稼げて飛距離が出る「ローグ サブゼロ」

画像: 「低スピンで落ちてからのランも期待できます。飛ばそうとしなくても飛距離が稼げるのです」

「低スピンで落ちてからのランも期待できます。飛ばそうとしなくても飛距離が稼げるのです」

画像: ドライバーは、強振しなくてもランが稼げて飛距離が出る「ローグ サブゼロ」

テストした弾道データとクラブのスペックを確認する作業は行うものの、最終的にはジエ自身が打ったフィーリングで選ぶという。

「このクラブが得意とか、このクラブが好きというのはありません。14本全体のチームワークが大事なのかなと思っています」

セッティングを見ると、ドライバーからウェッジまで、一貫してフィーリングが合うものをチョイスしているのがよくわかる。どちらかと言うと飛距離よりも、縦の距離感を重視する彼女らしいチョ
イスと言える。

アイアンは顔の良さと操作性です。「ミズノプロ518」

画像: 「アイアンは構えた顔の良さが、弾道のイメージを鮮明なものにしてくれるものを選びます」。小ぶりヘッドで操作性を重視する

「アイアンは構えた顔の良さが、弾道のイメージを鮮明なものにしてくれるものを選びます」。小ぶりヘッドで操作性を重視する

画像: アイアンは顔の良さと操作性です。「ミズノプロ518」

「来シーズンこそ、日本ツアーで初の賞金女王を獲りたいです」、目標はこれ一本。

170Y以上はこの4本、「M2ツアー」「ミズノプロ プロト」「エピック3U、4U」

画像: ピンポイントに狙い打つ4本。セカンドショット以降の精度の高さが彼女の強さを支えている

ピンポイントに狙い打つ4本。セカンドショット以降の精度の高さが彼女の強さを支えている

100Y以内は3本の「マック ダディ4」

画像: 50度と54度はオールラウンドのSグラインドソール。60度はバウンスが働きやすいWグラインドソール、バンカーでも活躍

50度と54度はオールラウンドのSグラインドソール。60度はバウンスが働きやすいWグラインドソール、バンカーでも活躍

画像: バンカーで使う60度の打痕。センターからトウに向かってボールが抜けているのがわかる

バンカーで使う60度の打痕。センターからトウに向かってボールが抜けているのがわかる

パターは柔らかい打感が好み。モデルは自分の調子とグリーンによって替える

画像: 「パターだけはグリーンやその日の調子によって変えます」

「パターだけはグリーンやその日の調子によって変えます」

距離感と操作性を重視した14本

画像: 距離感と操作性を重視した14本

PHOTO/Hiroyuki Okazawa

週刊GD12月18日号より

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