複雑な傾斜に対応するには「軽いパターでラインとタッチを作る」のが有利
小野寺 日本に限らず、海外も昨今の異常気象によって、グリーンコンディションが都度変化しているようです。加えて、海外はもちろん、日本でもトーナメントコースのグリーンの傾斜は、どんどん複雑化しています。そのような状況で、つねにいいパッティングをするには、パターを軽くして、ボールをしっかりつかまえて打ちにいくほうが自分のラインとタッチが作れて結果ラクなのです。
"つかまえて打ちにいく"とはどういう打ち方か聞いてみた。
小野寺 具体的には、イン・トゥ・インの軌道で打つことです。ショットの延長として同じ感覚で打ててリズムが作りやすいだけでなく、球足が強くなって傾斜に負けにくくなるのが強みです。海外コースのグリーンはかなりシビアで、速さや硬さに加え、傾斜も複雑です。球足を強くしてラインを消すことも必要です。

ヘッドが緩やかな弧を描いて球をとらえる「イントゥイン軌道」
パターを操作しやすい軽さに調整していくのは、様々なグリーンに対応することを考えれば、当然と言えば当然の結論か。
藤田寛之プロ/スコッティキャメロン プロト(総重量525g)

「手で打てる感覚が残っているうちは、軽めを使い続けます」(藤田プロ)
小林正則プロ/スコッティキャメロン フューチュラ5CB(520g)

「ヘッドでつかまえるフィーリングはこの軽さがベスト」(小林プロ)
手嶋多一プロ/スコッティキャメロン ニューポート2(505g)

「ボールをバチッと打ちにいく感覚だとタッチが出しやすいんです」(手嶋プロ)
古田幸希プロ/オデッセイ ホワイト・ホットRX V-LINEプロト(525g)

「重いとヘッドが勝手に走ってしまうので軽めを選びました」(古田プロ)
実は、市販モデルも少し軽くなっている
アンサー型などの軽めから重めの大型マレットへ人気が移り、再び軽いモデルが主流となってきているという。
例えば、ピン・アンサーの総重量は
2000年モデル 510g
2005年モデル 527g
2018年モデル 522g
5グラムほど、軽くなっている。
小野寺 最新モデルは軽くても安定感があるのでアマチュアでも扱いやすいはずです。

イントゥインにストロークして、ボールをつかまえていく