【藤田ドリル:ステップ素振り】「これ、スウィング作りのキング・オブ・ドリルじゃないかな」
藤田 トップでは右、ダウンスウィング以降は左へ、しっかり体重を乗せるのがスウィングの基本中の基本。その感覚をつかむのに最適だと思います。
長年第一線で活躍する藤田寛之プロのドリルが「ステップ素振り」だ。
藤田 トップで右足1本で立ち、そのまま3秒間静止。これが右股関節に体重が乗った感覚です。
藤田 そこから左に踏み込んで振ります。素振りから始めて、慣れてきたら球を打つといいですね。
藤田寛之プロ
1969年生まれ、福岡県出身。40代で12勝を挙げ、長年ツアーの第一線で活躍。2018年は賞金ランク48位
【寺西ドリル:ホースで素振り】手打ちと打ち急ぎの矯正に効果。 ゆるやかな入射角が身につく!
49歳でプロ入り、シニアツアーで2勝した寺西明プロ。
寺西 ホースは手先で振ろうとしても上手く振れないからね。私もこれで正しいスウィングのリズムとボディターンを覚えたんです。
寺西 トップでホースが体(背中)に巻きつくのを待ってから切り返すのが、このドリルのポイント。
寺西 体が回転したあとに、腕とクラブがついてくる。この感覚をつかむのに効果的です。つまり、ダウンスウィングの入射角がゆるやかになり、ナイスショットの確率が高まるのです。
寺西明プロ
1966年生まれ、兵庫県出身。30歳でゴルフを始め、49歳でプロ入り。シニアツアー2勝。2018年シニア賞金ランク6位
【出水田ドリル:直ドラ】ドライバーのあおり打ちはコレで解消。アイアンの精度も上がります!
2018年初優勝を挙げた出水田大二郎プロ。ドライバーが得意な飛ばし屋が薦めるドリルが直ドラだ。
出水田 ドライバーはあおり打っても、打ち込みすぎても上手く当たりません。レベルでスウィングする必要があります。直ドラはそれが身につく最高の練習法です。お手本をお見せします。
出水田 ドライバーであおり打つ癖のある人に特に有効です。レベルに振れるようになって、打点の上下のミスが減るのでアイアンの精度も上がります。いいことづくめです
出水田大二郎プロ
1993年生まれ。鹿児島県出身。「めだかクラブ」でゴルフを覚えた。2018年8月「RIZAP KBCオーガスタ」でツアー初優勝
春のシーズンまでに、この3つのドリルでスウィングの土台を作り上げてみてはいかがだろう。
週刊GD2019年1月1日号より