ゴルファーの悩みを教え上手なプロがマンツーマン解決! 今回教えてくれるのは仲間裕一プロ。平均スコア95、松村聡さんの悩みはドライバーの出球が安定しないこと。安定して真っすぐ飛ぶコツを仲間プロに教えてもらいました。
画像: 【指導】仲間裕一プロ 大利根CCでの研修生を経て、2016年PGAティーチングプロに。東京・中央区のゴルフスタジオ・ゴーガでレッスンを展開中

【指導】仲間裕一プロ
大利根CCでの研修生を経て、2016年PGAティーチングプロに。東京・中央区のゴルフスタジオ・ゴーガでレッスンを展開中

画像: 【教わる人】松村 聡さん 44歳/ゴルフ歴20年、平均スコア95

【教わる人】松村 聡さん
44歳/ゴルフ歴20年、平均スコア95

出球が安定しない原因‼ それは体の動きすぎにあり

松村 出球が安定しなくて困っています。前半の9ホールはスライスなのに、後半はフックということもよくあります。

仲間 松村さんの場合、腕に比べて、体が動きすぎてしまうというのが、出球が安定しない原因です。

胸の正面でボールを打てるように

画像: 〇インパクトで胸が正面を向くイメージ、×体が先に回りすぎて手が振り遅れる

〇インパクトで胸が正面を向くイメージ、×体が先に回りすぎて手が振り遅れる

松村 実は、朝イチのティショットがいちばん真っすぐ飛ぶんです。

仲間 朝イチは体が動きづらいので、腕の動きがちょうど間に合うんですね。つまり、いつも腕が「間に合う」状態を作ってあげれば、きちんと狙った方向に打ち出せるということです。そのためには、まずアドレスでの腕のセットの仕方が大事です。

背中の肩甲骨を狭めるように胸を張って構える

仲間 両肩を前に丸めるような感じで、腕を長くして構えてしまうと、腕が自由に動きすぎるので、振り遅れやすくなります。左右の肩甲骨の幅を狭めるような感じで、やや胸を張って構えると、わきが締まり、腕が体の正面から外れにくい構えになります。

松村 確かに、背中で肩甲骨を寄せて構えると、体を回したときに、腕が一緒についていく感覚が強くなります。

仲間 肩甲骨を寄せる動きがイメージしづらい場合は、重量挙げのように、両手でクラブを頭の上に掲げた状態から、首の後ろのほうに引き下ろすといいでしょう。

【肩甲骨を寄せる感覚をつかむ】両手で上げたクラブを首の後ろに引き下ろす

画像: アドレスで肩甲骨を「寄せて」構えると、両わきが締まり、腕が体の正面から外れにくくなる。クラブを両手で 頭の上に掲げ、そこから背中側に引き下ろすと、肩甲骨を寄せる感覚がわかる

アドレスで肩甲骨を「寄せて」構えると、両わきが締まり、腕が体の正面から外れにくくなる。クラブを両手で
頭の上に掲げ、そこから背中側に引き下ろすと、肩甲骨を寄せる感覚がわかる

松村 背中がつりそうなくらい、肩甲骨が動きます!

両わきを締め胸を張って構える

画像: 肩甲骨を寄せて構えると、軽く胸を張った状態になり、両腕の上腕が胸の横に密着する形になる。この状態で スウィングすると、腕が自由に動きすぎないので、体の回転と同調しやすくなる

肩甲骨を寄せて構えると、軽く胸を張った状態になり、両腕の上腕が胸の横に密着する形になる。この状態で
スウィングすると、腕が自由に動きすぎないので、体の回転と同調しやすくなる

仲間 あとは、バスタオルを胸に巻くようにして、両端をわきで挟んだままスウィングするのも、腕と体の回転が同調する感覚をつかむには、いい練習です。

【腕と体を同調させるドリル】タオルを両わきに挟んでスウィング

画像: バスタオルを両脇に挟む

バスタオルを両脇に挟む

仲間 バスタオルの両端をわきで挟んで、落とさないようにしてスウィングすると、腕が振り遅れずに、体の正面でインパクトする感覚がわかります。

PHOTO/Yasuo Masuda、TEXT/Daisei Sugawara

週刊GD2019年1月22日号より

画像: 【腕と体を同調させるドリル】タオルを両わきに挟んでスウィング

This article is a sponsored article by
''.