一見すると、オーソドックスなヘッド形状だが、このパターには科学者・デシャンボーが納得する仕掛けが存在する。「DLTテクノロジー」と呼ばれるフェース構造で、フェースを横に4分割して、ソールに近い部分のロフト角を1度。フェース上部にいくにつれて1度ずつロフトが増え、最上部が4度になっている。
パターにもロフト角があり、インパクト後は少しキャリーした後転がり出す。そこで大切になるのがインパクトロフト。理想は2〜3度などとされている。
改めて、そのヘッド軌道を見て考えてほしい。ダウンブロー気味に打つと、フェースの上部に当たりやすく、逆にアッパーブロー気味の軌道で打つと、フェースの下に当たりやすい。
ロフトが下から上に1度、2度、3度、4度の4面構成。打点がブレても転がり安定
ダウンブローはインパクトロフトが小さくなり、アッパーブローはインパクトロフトが大きくなる。つまり、一定のロフト角を持つパターでは、縦の打点ズレによりインパクトロフトが変わり、転がりが安定しなくなるというわけだ。
しかし、アマチュアゴルファーは横の打点ブレは意識しても、この縦の打点のズレには気づかず、パターでも〝テンプラ〞や〝トップ〞が出ているということ。
「SIK GOLFパター」は、オーソドックスな形状で、作り込みも美しい。そして距離感に強く影響を及ぼす、縦の打点ブレに非常に強くなっている。
デシャンボーも、アマチュアも、誰もがパターの芯で打とうとしている。しかし、そうさせてくれないのがゴルフの難しさ。備えあれば憂いなし。全方位のズレに強いパターを一度試してみてはいかがだろう。
エスアイケイゴルフ SIK GOLF パター
◎素材・製法/303ステンレス・CNC削り出し
◎ロフト角/DLTテクノロジー(1~4度の4段階ロフト)
◎ライ角/72度 ◎長さ/33、34、35インチ
【締め切り】2019年3月19日(火) 24時