2018年シーズン、得意のドライバーを武器にトータルドライビング部門で3位に入り、シード権も保持。今シーズンの飛躍に向けた大槻智春のクラブセッティングを見てみよう。
画像: おおつきともはる/1990年生まれ茨城県出身。初のシード選手として迎えた2018年は賞金ランキング40位。ドライビングディスタンスとフェアウェイキープ率を合算したトータルドライビングでは3位。

おおつきともはる/1990年生まれ茨城県出身。初のシード選手として迎えた2018年は賞金ランキング40位。ドライビングディスタンスとフェアウェイキープ率を合算したトータルドライビングでは3位。

「G400MAX」から「G410プラス」へバトンタッチ

2018年、「G400マックス」ドライバーで平均290ヤード、トータルドライビングは3位。得意なドライバーは最新モデルのピン「G410プラス」を開幕に向けてテスト中だ。

画像: ドライバーは新モデルをテストしながら、投入検討中。飛距離がアップしている実感はあるという。シャフトは「ツアーAD DI-6」

ドライバーは新モデルをテストしながら、投入検討中。飛距離がアップしている実感はあるという。シャフトは「ツアーAD DI-6」

「ニュージーランドオープンで試してみたりして、いい感触は持っています。まだ細かいデータを測っていませんが、ボールの直進性は高いと感じています」

大槻にとって昨年使用していた「G400マックス」がかなりよかったため、新しいドライバーを投入するにはそれなりの裏付けが必要になる。ドライバーは、「スコアメークする上で鍵を握るクラブ」と話すだけに、開幕までにじっくり精査していく。

そして、14本の中で最も重視しているクラブがウェッジ。50度と54度のピン「GLIDEウェッジ」、そして60度のアクシスゴルフ「Z1ウェッジ」の3本は大槻のプレースタイルを物語る。

ピンを攻めて、ニアサイドに外したら60度の出番

画像: 50度、54度、60度の3本体制

50度、54度、60度の3本体制

画像: 「Z1」60度の顔。リーディングエッジに丸みがある。打痕はセンターからトウ寄りに集中

「Z1」60度の顔。リーディングエッジに丸みがある。打痕はセンターからトウ寄りに集中

「自分はアグレッシブに攻めるほうなので、ピンのニアサイドに外すことが結構多い。そういうこと
もあって60度のウェッジは重宝しています。かなり前からこれを使っています」

話しのとおり、60度を含めた守りの3本がスコアのカギというわけだ。

フェアウェイウッドは1本のみというのもセッティングの特徴。ドライバーでガツンと飛ばし、アイアンで積極的にピンを攻める。持ち前の攻撃的なスタイルがハマったときの爆発力を武器に、今季は悲願の初優勝を期す。

FWは1本。「エピックの15度」

画像: 15度の3Wは、ティショットよりもパー5の2打目で使うケースが多いという

15度の3Wは、ティショットよりもパー5の2打目で使うケースが多いという

240ヤードのキャリーが稼げる「Gクロスオーバー」

画像: ソール幅が広くミスヒットに強い。高くキャリーが出るのも特徴だ

ソール幅が広くミスヒットに強い。高くキャリーが出るのも特徴だ

4I、5Iは中空タイプ「i500」

画像: スピンが掛かり、「キャリーした後、しっかり止まる」と大槻。4Iと5Iの2本を入れる

スピンが掛かり、「キャリーした後、しっかり止まる」と大槻。4Iと5Iの2本を入れる

シャープな顔がお気に入り「iブレード」アイアン

画像: シャープな顔がお気に入り「iブレード」アイアン

パターは「PLD2 アンサー」

画像: パターは「PLD2 アンサー」

番手ごとの役割分担が明確なセッティング

画像1: 番手ごとの役割分担が明確なセッティング

PHOTO/Shinji Osawa

週刊GD2019年3月26日号より

画像2: 番手ごとの役割分担が明確なセッティング

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