【試打・解説/小倉勇人】
千葉県の「ゴルフフィールズ・ユニオンゴルフ店」店長兼クラフトマン。5下シングルの腕前。(クラブはすべて標準シャフトSで試打)
【M5】タイガー、DJ、ケプカが使用。2箇所のウェートを前後左右に動かせる
![画像: 「リバースTトラック」で2個ウェートをT字状に調整できる!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/4c828d481c460886dec6ba2c91e37744b1b9f6d7_xlarge.jpg)
「リバースTトラック」で2個ウェートをT字状に調整できる!
タイガー・ウッズやダスティン・ジョンソン、ブルックス・ケプカ、ローリー・マキロイなど、そうそうたるプレーヤーが使用を開始したモデル。ネック軸回りの慣性モーメントが大きく、フェースをゆるやかにターンさせて、スピンを抑えた重い球で飛ばせるのが特徴。
「スタンダード」=ジョンソン、ケプカ ポジション
ジョンソンとケプカは、この標準ポジションのまま「M5」を使用している模様。シャットフェースでフェースローテーションを抑えてスウィングする2人にとっては、クセのない標準ポジションがマッチするようだ。
![画像: いわゆるスタンダードなポジション](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/47d72d59ee1d1909510715016f3ff329b1eee99e_xlarge.jpg)
いわゆるスタンダードなポジション
小倉 気持ちよく振りやすく、真っすぐ高い弾道で飛ばせるのがスタンダードポジションです。低スピンでありつつ。サラッと振っても球が上がります。
![画像: 「スタンダード」=ジョンソン、ケプカ ポジション](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/efbe146723e19e49ab5c1ac50f422d987315d5bb.jpg)
「短め・深め」=タイガー&マキロイ ポジション
![画像: 重心位置が深いので球は上がりやすく、重心距離は短くなりフェース操作しやすい](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/7012232f27b8179b12bc6144b0953ba8ad38d4d8_xlarge.jpg)
重心位置が深いので球は上がりやすく、重心距離は短くなりフェース操作しやすい
タイガーやマキロイが使用しているのがこのポジション。(タイガーは上の写真よりも、重心深度のウェート[緑丸]を後方ギリギリまで移動)。フェースを自分でコントロールして、球筋を操りたいタイプには重心距離は短めがいいようだ。球の高さを維持しながら、振り遅れしにくい重心ポジションでもある。
小倉 ヘッドが返ろうとする作用が強くなり、オートマチックにつかまえてくれるようになりました。お薦めのポジションですね。
![画像: 「短め・深め」=タイガー&マキロイ ポジション](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/dda06f7458b380d951b21cd6c58ba0dda0b2835b.jpg)
![画像: 深く短い重心設定](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/fed67aedefd2784ed4a98a88ee4afdac40c01a8e_xlarge.jpg)
深く短い重心設定
「長め・深め」=左へのミスを防ぐポジション
![画像1: 「長め・深め」=左へのミスを防ぐポジション](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/7262ecca7dd21a38b02ee342c001f9746ceb1bba_xlarge.jpg)
小倉 シャフトから離れた、遠くに重心があると感じます。ヘッドが戻りづらいフィーリングなので、戻りすぎて左に行く不安はありません。
![画像2: 「長め・深め」=左へのミスを防ぐポジション](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/ca79f62cf75b74d08f5bdea0a70fdad11afdbd9b.jpg)
「長め・浅め」=左のミスを消しつつ操作性もある
![画像1: 「長め・浅め」=左のミスを消しつつ操作性もある](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/b0394b4df583343e09aa2d91584a381f7f470156_xlarge.jpg)
小倉 重心が前にきて、ヘッドが少しコントロールしやすくなります。インパクトにかけてヘッドがついてくる感じです。やはり左にミスしない安心があります。
![画像2: 「長め・浅め」=左のミスを消しつつ操作性もある](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/7649fcb6d3a7004906f89c7e103b2542c94bb547.jpg)
「短め・浅め」=低い球で飛ばしたいなら
![画像: 短く浅い重心位置。アイアン感覚に近づき、より低スピンになる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/9eabe850f0d897b48bf1b117f6d181f117121b7d_xlarge.jpg)
短く浅い重心位置。アイアン感覚に近づき、より低スピンになる
小倉 軽やかにターンして球がつかまえられるようになりました。ヘッドが操りやすく、シャープに振り抜けます。重心深度が浅くなるので弾道は低く、強い球で飛ばせてランも稼げます。
![画像: 「短め・浅め」=低い球で飛ばしたいなら](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/bf57873fd61f9ef84bf4a246ff5d675781678ece.jpg)
【エピック フラッシュ 】12グラムのウェート移動で細かな調節が可能
「エピックフラッシュ」シリーズは3機種あるが、重心移動が可能な「ペリメーター・ウェイティング」を搭載するのは「スター」と「サブゼロ」の2モデル。約12グラムのウェイトをレールに沿ってスライドさせることで、ドローやフェードなど好みの弾道に調整できる。
![画像: ソール後方にウェート調整機能をそなえたエピック フラッシュ スターとサブゼロ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/b021dde85672388e39522cc0a434aa3616d4a289_xlarge.jpg)
ソール後方にウェート調整機能をそなえたエピック フラッシュ スターとサブゼロ
「センター」=シャウフェレ、石川遼 ポジション
![画像1: 「センター」=シャウフェレ、石川遼 ポジション](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/454aeb52c4534da8185be439f280db8ec95353fc_xlarge.jpg)
2019年初戦の「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」でエピックフラッシュを手にして即優勝したザンダー・シャウフェレや石川遼はセンターポジションで使用している。
エピックFLASHスター
![画像2: 「センター」=シャウフェレ、石川遼 ポジション](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/5377929a093e5a3c4e27a4fef73da72a10dd66c6.jpg)
エピックFLASHサブゼロ
![画像3: 「センター」=シャウフェレ、石川遼 ポジション](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/4e6957d0cc07481cea2f16240690e88c6cb032dd.jpg)
「重心短く」=ガルシア DRAWポジション
![画像1: 「重心短く」=ガルシア DRAWポジション](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/f16b65b331c808131028621802a41b31f9e522fb_xlarge.jpg)
FADEポジション:左に行かない安心感
小倉 個人的には「スター」のFADEはヘッドがあばれなくて振りやすいです。
エピックFLASHスター
![画像2: 「重心短く」=ガルシア DRAWポジション](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/7609f4ceec4faf3d0b3f7be81563b0f6fbae0956.jpg)
エピックFLASHサブゼロ
![画像3: 「重心短く」=ガルシア DRAWポジション](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/ebd1175883dce892513f681eb0e5b841f2eefe33.jpg)
DRAW(ガルシア)ポジション:つかまりをよくしたいならココ
小倉 サブゼロでウェートをドローにするだけで、大幅につかまえやすくなります。
エピックFLASHスター
![画像4: 「重心短く」=ガルシア DRAWポジション](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/3f4c70c5768fc747faba5fc62732970a20e33eca.jpg)
エピックFLASHサブゼロ
![画像5: 「重心短く」=ガルシア DRAWポジション](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/2081d9c7e2453c49ce7760e13f72379e57bfed63.jpg)
![画像: 目一杯のドローポジションで球を操るのがガルシア流](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/d1fd648177a985aa0f2e7760914787cf58caec61_xlarge.jpg)
目一杯のドローポジションで球を操るのがガルシア流
【G410PLUS】バッバ、チャンプ、PGAツアーの飛ばし屋が手にする
ピンのニューモデル「G410」シリーズは、先代より引き継ぐ大慣性モーメントのコンセプトをさらに強めて登場。弾道調整機能が付くのは「G410プラス」。ヘッド後方のウェートを左右に大きく動かしてヘッド重心を移動させる。
PGAツアーきっての飛ばし屋のひとりバッバ・ワトソンは、ウェートをDRAWとFADEのちょうど間の標準ポジションで使用。若手の飛ばし屋、キャメロン・チャンプもこのドライバー。
![画像1: 【G410PLUS】バッバ、チャンプ、PGAツアーの飛ばし屋が手にする](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/70d97f35826b7c28be6252ab2af5a8fd056b6e3b_xlarge.jpg)
![画像2: 【G410PLUS】バッバ、チャンプ、PGAツアーの飛ばし屋が手にする](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/18e397a5a3f4b917c83d39e09f0b5f151e359902_xlarge.jpg)
「重心長く」=打点のブレに強いFADEポジション
小倉 フェースターンがゆるやかでフックのミスが出にくいし、芯を外しても曲がりにくい。
![画像: 「重心長く」=打点のブレに強いFADEポジション](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/99fd04fb462902a99888074a130eefb12c4f4ca1.jpg)
「重心短く」=ヘッドが返るDRAWポジション
小倉 振り遅れてもヘッドが返ってくるので、球がつかまらない人がスライスを抑えやすくなりますね。
![画像: 「重心短く」=ヘッドが返るDRAWポジション](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/7eb88f6ea293c30267a1b844df3b727c7b67aed7.jpg)
いま一番の飛ばし屋「キャメロン・チャンプ」は、目一杯のDRAWポジションに調整
![画像: キャメロン・チャンプ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/8fb3734db3c186495f36baee80e3c08134d7714d_xlarge.jpg)
キャメロン・チャンプ
![画像: 右プッシュを警戒すチャンプは、目一杯のDRAWポジション](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/9509363b433c398a6c1c259526fba02e3269483d_xlarge.jpg)
右プッシュを警戒すチャンプは、目一杯のDRAWポジション
重心位置を変えることでクラブの性格は大きく変わる。ウェート調整機能のあるドライバーを手にしたら、スタンダードポジションを試した後で、自分に合わせて、「振りやすく」「弾道が安定する」ポジションを探ってみたほうが良い。ぴったり来る「重心位置」が必ずある。
月刊GD2019年4月号より
![画像: いま一番の飛ばし屋「キャメロン・チャンプ」は、目一杯のDRAWポジションに調整](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/13/974fd25016e90529efdb4d26df380216a354fd8d_xlarge.jpg)
「ドライバー選びは、重心選び」企画、まだ続きます。随時配信
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