![画像: 【解説/佐藤大平】 1993年生まれ。兵庫出身。AbemaTVツアー賞金王で、2019年レギュラーツアーに参戦。AbemaTVツアーで断トツのパー5“バーディ男”](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/15/7439fecb2882c2c36761e70c0ab03704b4197de4_xlarge.jpg)
【解説/佐藤大平】
1993年生まれ。兵庫出身。AbemaTVツアー賞金王で、2019年レギュラーツアーに参戦。AbemaTVツアーで断トツのパー5“バーディ男”
きつい傾斜の1メートルは、カップのどこから入れるのか、これを決める
── 傾斜の強い1メートルは本当に難しいですよね。海外のトーナメント中継で、プロが何度も往復してしまうシーンを見たことがあります。
佐藤 ラインとタッチが完全に一致しないと入らないので、プロでも油断できないんです。
── ズバリ、カップインさせるコツはなんですか?
佐藤 曲がるラインでもっとも大切なのは、ボールの入り口を見つけること。入り口は、グリーンの傾斜がきつく、スピードが速くなるほど、どんどん横に回り込んでいきます。入り口を見つけられたら、そこから入れるラインをイメージするんです。
ボールの入り口を見つける
![画像: ボールの入り口を見つける](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/15/462647e623b528c2b9dfb1502c0d65e88e42c0f8_xlarge.jpg)
傾斜が強く速いグリーンほど横に移る
── 曲がり幅が大きいほど、どんどん横から入れるイメージになるんですね。
佐藤 そうです。フックは3時方向、スライスは9時方向から入れることもあります。
── なるほど。
佐藤 入り口を見つけたら、入り口からボールまでスーッとラインを引くんです。『このくらい曲がって、このあたりを通って』と想像するんですよ。
入り口からラインを想像
佐藤 ボールがカップのどこから入るか、入り口を見つけたら、その入り口からボールまでのラインをイメージします。ボールがどんな曲がり方をしてどのくらいのスピードで転がるかを想像して、カップからボールまでを1本の曲線で結びます。
![画像: 入り口からラインを想像](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/15/cd9092866f5c75f5fbe379e286698407edf11b8a_xlarge.jpg)
ラインに沿ってマークを合わせる
佐藤 スパットに向かって真っすぐ打ち出すタイプもいますが、僕はスパットは要らないと思っています。曲がるラインの向きにマークを合わせて、その方向にストロークします
![画像: ラインに沿ってマークを合わせる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/15/f8687d25f2c5b5f932903372cc22906519c72b46_xlarge.jpg)
曲がるラインほどジャストタッチで打つ
── タッチの強さはどう決めますか?
佐藤 大きく曲がるラインほど、ジャストタッチです。曲がるラインを強く打つと、カップをなめて飛び出してしまいます。
カップの入り口の見つけ方には手順がある
佐藤 よくボールの後ろからラインを読む、と言いますが、カップの横からのラインはグリーンの低い側から、つまりボールとカップが自分の左右になる場所から見ると、傾斜の度合いがわかりやすいんです。
ボールの後ろから見る
![画像: 正確には、曲がりの頂点の真後ろ。目線を低くして見て、曲り幅の見当をつける](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/15/7dda55ce32a827271dc186a5c470ab4f7ce5c8c5_xlarge.jpg)
正確には、曲がりの頂点の真後ろ。目線を低くして見て、曲り幅の見当をつける
ラインの低い側から見る
![画像: ボールとカップを左右にして、目線を下げる。この位置が、傾斜がいちばんわかる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/15/cf8a2609c3d0e2d4110404635f9a377a415a8e92_xlarge.jpg)
ボールとカップを左右にして、目線を下げる。この位置が、傾斜がいちばんわかる
入り口を見つける
![画像: 反対側にまわってカップ付近の細かい傾斜を確認して、入り口を決める](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/15/20341b4f88aa816ef83cd91604f99f516d34b3c1_xlarge.jpg)
反対側にまわってカップ付近の細かい傾斜を確認して、入り口を決める
今年からルール改正! ピンありのほうがカップイン率は上がる
── 今年からルールが変わって、ピンを挿したままパットできるが、どっちのほうが入る?
佐藤 慣れの問題もあるので、僕はショートパットはピンを抜くことが多いですが、確率的にはピンをさしたほうが入るようです。
![画像: カップの入り口の見つけ方には手順がある](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/15/3cf93e52087b11cd934c92bf6664a0add5abd68c_xlarge.jpg)
ラインに乗せるストローク術
── 打ち方のコツは?
佐藤 実はこれ、あまり人に言ってないんですが、両わきの下を使うんです。
![画像: ラインに乗せるストローク術](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/15/c135161cbf368139e66407c494a2977c41200f41_xlarge.jpg)
両わきの下を意識して動かす
── 両わきの下ですか……。はじめて聞きました。
佐藤 ここを意識すると、ストロークがすごく安定します。
佐藤 なぜかはわかりませんが、両わきの下(大円筋のあたり)を使って振るとストロークが安定します。プロのなかでは少数派ですが、僕は絶対にここです。
![画像: 両わきの下を意識して動かす](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/15/e7d7e44aee13239308d7aafbb345fb4d64f770e8_xlarge.jpg)
![画像: 両わき下を意識するとストロークが安定](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/15/6123c0c4fc979e1576d0aa67c10b308ee2263d32_xlarge.jpg)
両わき下を意識するとストロークが安定
── ヘッド軌道は?
佐藤 イン・トゥ・インです。真っすぐ振るプロもいますが、僕はより自然に振れるイン・トゥ・インでストロークしています。軌道に沿って、フェースもわずかに開閉します。
イン・トゥ・イン軌道でフェースは開閉
佐藤 わずかなイン・トゥ・イン軌道で、自然にヘッドも開閉させています。フェースを真っすぐ動かそうとすると、ひじを抜いたり、肩を上下させたり、不自然な動きを入れなくてはなりません。
![画像: フェース開閉はあったほうが自然](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/15/3b2d175ea189b8bec4d93b5bf5fa9f697110e440_xlarge.jpg)
フェース開閉はあったほうが自然
イン・トゥ・インは自然な動き
![画像: 「立って行ってみるとよくわかるはず」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/15/ccef5586c9ee41c0625d8d1bea199021ed822a7c_xlarge.jpg)
「立って行ってみるとよくわかるはず」
真っすぐ軌道はこういう動き
![画像: テークバックでひじを引き、フォローで肩が上がる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/15/8368603acacca786a45d48b2243ea940eec44911_xlarge.jpg)
テークバックでひじを引き、フォローで肩が上がる
PHOTO/Yasuo Masuda
週刊GD2019年3月19日号より
![画像: イン・トゥ・イン軌道でフェースは開閉](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/03/15/f1f39c2cc83208cb53dece9ad3a64ca73c7b86b6_xlarge.jpg)
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