![画像: 【指導/横田真一】 83ホール連続ノーボギー記録を持つアプローチ巧者。引き出しはさまざまだが、ロブにも定評がある](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/04/15/7861920d56daed0770b5b9803e78e9c798121d5b_xlarge.jpg)
【指導/横田真一】
83ホール連続ノーボギー記録を持つアプローチ巧者。引き出しはさまざまだが、ロブにも定評がある
ヘッドの上がり際で“勝手に当たる”
横田 そもそも「芝とボールの間にきっちりとリーディングエッジを入れて…」なんて考える人が多いですが、きっちり入れようとするほど上から入りやすくなり、その分、刃が地面に刺さってしまう。結果、わずかな打点のズレが大きなミスにつながるわけです。
![画像: 「ボールが浮いている前提で考えると、10センチくらい手前にヘッドが落ちるのが理想ですが、5センチ程度の誤差は問題ない。ソールが勝手に仕事をします。だから簡単なんです」(横田)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/04/15/b75a771ce224877b3a0d003684a33c0ddabec3c2_xlarge.jpg)
「ボールが浮いている前提で考えると、10センチくらい手前にヘッドが落ちるのが理想ですが、5センチ程度の誤差は問題ない。ソールが勝手に仕事をします。だから簡単なんです」(横田)
横田 また、おそらく多くの方は「ロブは振り切る」ことくらい知っていると思いますが、ミスの経験から思い切り振れず、手で合わせにいくからこそ難しさが増す、という理由もあるでしょうね。でも本当は、むしろ手前から入るくらいがちょうどいいので、簡単に考えて良いんですよ。
── でも、手前から入ったらザックリじゃないですか!
横田 いやいや、最近はドライバーショットで「最下点を過ぎたあたりでアッパーに当てるのが良い」と言われますが、ロブショットも同じです。ソールが滑るから、勝手に当たってくれるんですよ。
![画像: アッパーに当てたほうが芯を広く使える 上図のように、クラブの「芯」を広く使えると横田。「実際に打ち比べると感じるはずですよ」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/04/15/c27dd433305d770cd6f69d3d81247575a09ff1b3_xlarge.jpg)
アッパーに当てたほうが芯を広く使える 上図のように、クラブの「芯」を広く使えると横田。「実際に打ち比べると感じるはずですよ」
![画像: 打ち込むとクラブの芯が狭くなる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/04/15/68089d77be1b9d993f86615cae0b2b720c487431_xlarge.jpg)
打ち込むとクラブの芯が狭くなる
── なんだかロブショット、簡単な気がしてきました。
手前から入れてアッパーに当たる、ヨコシンロブショット
距離20ヤード、高さ6メートルくらいの振り幅がこちら。短く持ち、ヘッドの開閉を抑えて、ゆっくり振るのもコツだという。
![画像1: 【アプローチ】10センチダフッたって大丈夫①。横田真一プロ直伝 SWのソールを活かすロブショット(前編)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/04/15/b991ef5ac17a095855bac16f10ebc27c45d9885f_xlarge.jpg)
![画像2: 【アプローチ】10センチダフッたって大丈夫①。横田真一プロ直伝 SWのソールを活かすロブショット(前編)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/04/15/170151e6c6dc5626cdf68b7ad0145b75519979e5_xlarge.jpg)
![画像3: 【アプローチ】10センチダフッたって大丈夫①。横田真一プロ直伝 SWのソールを活かすロブショット(前編)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/04/15/0c9bbdf3373af931486ed3622e458edf9776f3b5_xlarge.jpg)
![画像4: 【アプローチ】10センチダフッたって大丈夫①。横田真一プロ直伝 SWのソールを活かすロブショット(前編)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/04/15/00ca6936b56b239d613ac5d825cff8033c0b4425_xlarge.jpg)
![画像5: 【アプローチ】10センチダフッたって大丈夫①。横田真一プロ直伝 SWのソールを活かすロブショット(前編)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/04/15/82ce79e0c41c20eac8e6d8da983ea90abf87602d_xlarge.jpg)
まずはアドレス。ロブショットの「大基本」
前ページで解説したとおり、ロブショットは振り抜くことが必須。そのためには“飛ばない構え”をあらかじめ作ることが重要だ。
横田 まず、インパクト時にロフトが立って当たらないようにハンドレートぎみに構えます。体重移動を抑えてその場で回りたいので、スタンス幅は肩幅くらい。短く持ってフェースを開けば「飛ばない構え」の完成です。
飛ばない構えを作る
![画像: 飛ぶ構えでそーっと振っている人が多いと横田は指摘。飛ばない準備をしていれば、安心してふれるという](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/04/15/d40e7c10a130ea3547534ebebad64ede9f3497df_xlarge.jpg)
飛ぶ構えでそーっと振っている人が多いと横田は指摘。飛ばない準備をしていれば、安心してふれるという
ポイント①ハンドレートにする
ポイント②スタンスは肩幅、そしてスクェアに構え左つま先を開く
ポイント③クラブのフェースを開く
── 振り方のポイントは「手首の使い方」だそうですが。
横田 球をつかまえたい時はフェースを開閉させますが、ロブのような「逃がす」打ち方では、開閉というより、手首を折って、振り子のようにヘッドを使いたいです。
フォローで右手首を手のひら側に折る
![画像: アドレス時の手の位置にインパクトで戻ることが前提。その後、右手首が手のひら側に折れることで、フォローサイドでフェースが空を向く](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/04/15/7e95f08729b3acf20d7babf383201352cd92275a_xlarge.jpg)
アドレス時の手の位置にインパクトで戻ることが前提。その後、右手首が手のひら側に折れることで、フォローサイドでフェースが空を向く
![画像: まずはアドレス。ロブショットの「大基本」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/04/15/10a5282dcb11db17ef5ce762072d459351e20152_xlarge.jpg)
【ドリル】手首を固定しヘッドを回転させよう
自宅でも可能なヘッドの動きを覚えられる練習法。両わきを締めて、手首と腕だけでヘッドで円を描くように回す。
![画像1: 【ドリル】手首を固定しヘッドを回転させよう](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/04/15/95e6578c4195cd8af3be59f955620249587ed0a0_xlarge.jpg)
横田 注意してほしいのがフェース向き。フォローサイドでフェース面が上を向くように回しましょう!
後編に続く
![画像2: 【ドリル】手首を固定しヘッドを回転させよう](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/04/15/074ceab96495c85e5f2ac5ee96d694c0a135a445_xlarge.jpg)
PHOTO/Hiroaki Arihara
月刊GD5月号より
ロブを試しにゴルフへ行こう!