連続写真をタテに並べて、そこに線を1本引くだけでスウィングが丸裸になる!? 前回は尾崎直道プロの実践方法を紹介したが、今回は直道プロがお気に入りというジャスティン・トーマスをお手本に理論派の黒宮幹仁コーチが解説!
正面写真は「左すね」、後方写真は「お尻」をチェック
黒宮 正面の写真では「左すね」の位置に線を引くとトッププロほど、そのラインから左足を離さずに振っているのが分かります。これは左右へのムダな動きがない証拠です。切り返しの直後に左すねの線に左足が戻り、地面に対して真っすぐ圧力をかける。その反力が腰の回転をうながし、ヘッド速度を上げています。
「正面連続」のチェックポイント①
左足が流れず足を切り上げる
左足が、左すねのライン上にあれば反力を無駄なく使える。ラインの外にズレると、反力でズレが増幅されてしまう。
「正面連続」のチェックポイント②
胸を右に回すだけ。軸を移動させない
下半身をその場にとどめたままのイメージで胸だけを回す。ねん転を強く感じれば、それが正しいテークバックの動き。
後方写真はお尻に線を引く。線からお尻が離れないようにスウィング
黒宮 後方からの写真では、アドレスのお尻のラインからずっとお尻が離れていません。伸び上がらず、鋭く腰を回している証拠ですね。前傾している骨盤を回すと、トップで右尻、フォローで左尻を突き出す形になるのが自然。右わき腹を縮めると軸も保てます。
「後方連続」のチェックポイント①
ねん転差はフォローまで続く
切り返しで下半身が先行したら、フォローまでずっと先行し続ける。お尻がラインから離れると、下半身の回転が止まっている証拠。
「後方連続」のチェックポイント②
腰が前に出てフトコロをつぶさないように
お尻がラインから離れるのは、腰が前に出て、上体の前傾が起きるということ。手元も浮いてインパクトの再現性が下がる
月刊GD2019年5月号より
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