尾崎直道プロの経験談から始まり、黒宮幹仁プロコーチの解説で進めてきた本企画。トッププロのスウィングを正面と後方から分析してきたが、今回はシニア入り目前でありながらレギュラーツアーの第一線で活躍する藤田寛之プロが「上空から見た」自身のスウィングを解説。これで、ねん転のポイントがまるわかり。
トップの肩のラインにタテの線を引けば、ねん転差が見える
藤田 トップの肩の位置でタテに線を引いてタテに並べると、頭がどんどん右(飛球線後方)に動くのが分かりますよね。今はダウンスウィングからフォローにかけて、体が後ろにいって、その入れ替わりで手が前に出て、最後にヘッドが遠心力最大になって出てくるという、ちょうどハンマー投げのようなイメージで振っているんですが、ちゃんとその通りになっていますね。
藤田 それと、軸が動かずに回転すると、頭や体の動きって意外と少ないのがわかると思います。
藤田プロ直伝レッスン①
切り返しは左足から
トップから左足だけを踏み込むことで、上下のねん転差を変えることなく切り返すことができる。
藤田プロ直伝レッスン②
手はあとから下りてくる
下半身から切り返すと、手とクラブが一瞬遅れ、その遅れによってプレーンに下ろせる形になる。
藤田プロ直伝レッスン③
ハンマー投げのイメージで振る
ダウンスウィングからフォローにかけて、頭が後ろに動くのと入れ替わるように手が前に出る。原理はハンマー投げと同じ。体を支点にヘッドに遠心力をかけよう。
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月刊GD2019年5月号より
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