パー5のティショットが上手くいってフェアウェイのいいライから「あわよくば2オンか」なんて鼻息荒くFWを持ったら大ダフリして激チョロ……。そんなよくあるパターンを卒業するために、フェアウェイウッド名人の深堀圭一郎プロが指導してくれた。
【指導】深堀圭一郎プロ
切れ味のあるアイアンが持ち味だけど、実はFWも得意で高弾道ショットが武器。今季からシニアツアーに参戦する50歳。フォーラムエンジニアリング所属
「30センチ手前から滑らせる」これでチョロはなくなります
FWは、ダウンブローでも、アッパーブローでもない
「FWが打てない人は、飛ばそうとして力んでいるか、球を上げようとしてあおっているか、だいたいどちらかに当てはまります」という深堀プロ。
具体的にはどういうこと?
「力む人は上体で当てにいってダウンブローになっていて、上げようとする人はドライバーみたいにアッパーブローになっているんです。だから手前を叩いたり、頭を叩いたりしてしまう。FWは受けからでも下からでもなく、ズバリ『横から』。レベルブローに打つのが正解です」
【チョロの原因はこの2つ】
せっかくソールが広いのだから、それを利用しない手はないということか。
「ボールのかなり手前から滑らせながら打てばいいんです。そのためには大きなスウィングアークで振ってください」
滑らせるPoint.1 「手でクラブを上げず、胸の前に手をキープ」
手でクラブを上に上げてしまうと、スウィングアークが小さくなってしまう。胸をしっかり回して腕とクラブは胸の前にキープすること。
滑らせるPoint.2 「上体で打ちにいかず、ヘッド・ビハインド・ザ・ボール」
頭がボールの先に行ってしまうとヘッドは上から入る。なので、ビハインド・ザ・ボールを意識してヘッドは横から入れていくこと。
滑らせるPoint.3「腰から腰の連続素振りが効く」
腰から腰までクラブを行ったり来たりさせる素振りをすると、ソールを滑らせる感覚が身についていく。
次回は、大きく振り抜くために必要なことをレクチャー。練習ドリルも紹介します!
月刊GD2019年6月号より
最新のギア・レッスン・プロ情報をチェック!