プロが使うアイアンはソール幅が狭く、一見とても難しそうに見えるもの。だが、接地面積が少なくて抜けやすいソールだからこそ、ベアグラウンドや沈んだライにあるボールにコンタクトしやすく、ピンチで頼りになるのだという。

中上級者がさらに上を目指すなら、プロのソールへのこだわりを参考になる。今どきのアイアン選びは「抜けのいいソール」がキーワードだ。

ソールへのこだわりが詰まった、男子プロ8名の使用アイアン

「球をクリーンに拾う、上から打ち込む、払うように打つ、ドロー・フェード・高低を打ち分けるなど、ソール幅の狭いアイアンを使うと打ち方のバリエーションが広がります」と語るのは、ギアに精通した伊丹大介プロ。

「初心者にとっては安心感のあるワイドソールはダフリのミスに強いですが、ベアグランドやFWバンカーなど悪いライでは球が拾いづらいことがあり、ソールの抜けもソール幅の狭いアイアンのほうが一枚も二枚も上手です」(伊丹)

画像: ワイドソールのモデルとプロモデルを比較。同じ7番でもこれだけの大きさの違いがある

ワイドソールのモデルとプロモデルを比較。同じ7番でもこれだけの大きさの違いがある

男子プロは、アイアンの抜けの良さを重視

武藤俊憲「ミズノプロPROTO」(ミズノ)

画像: 武藤俊憲 「ソールのヒール側をけっこう削り落とし、抜けが良くて引っかかりません」

武藤俊憲
「ソールのヒール側をけっこう削り落とし、抜けが良くて引っかかりません」

画像: 武藤俊憲「ミズノプロPROTO」(ミズノ)

藤田寛之「RMX020 PROTO」(ヤマハ)

画像: 藤田寛之 「ソール幅は抜けに大きく影響。ヒール側を少し落としたソール形状です」

藤田寛之
「ソール幅は抜けに大きく影響。ヒール側を少し落としたソール形状です」

画像: 藤田寛之「RMX020 PROTO」(ヤマハ)

池田勇太「CB501」(ヨネックス)

画像: 池田勇太 「海外の芝でも気持ちよく抜けるソール形状にこだわっています」

池田勇太
「海外の芝でも気持ちよく抜けるソール形状にこだわっています」

画像: 池田勇太「CB501」(ヨネックス)

手嶋多一「ミズノプロPROTO」(ミズノ)

画像: 手嶋多一 「ボールをクリーンにとらえたいので、バウンスは少なめにしていますね」

手嶋多一
「ボールをクリーンにとらえたいので、バウンスは少なめにしていますね」

画像: 手嶋多一「ミズノプロPROTO」(ミズノ)

星野陸也「スリクソンZ945」(ダンロップ)

画像: 星野陸也 「V字形状のソールなのでバウンスがあって、打ち込んでも刺さりません」

星野陸也
「V字形状のソールなのでバウンスがあって、打ち込んでも刺さりません」

画像: 星野陸也「スリクソンZ945」(ダンロップ)

重永亜斗夢「Xフォージド」(キャロウェイ)

画像: 重永亜斗夢 「打ち込んでいくので、ソールの後ろ側が削れていると引っかかりません」

重永亜斗夢
「打ち込んでいくので、ソールの後ろ側が削れていると引っかかりません」

画像: 重永亜斗夢「Xフォージド」(キャロウェイ)

時松隆光「MP66」(ミズノ)

画像: 時松隆光 「小ぶりでも大ぶりでもないヘッド形状で、抜けがいいソールを選んでいます」

時松隆光
「小ぶりでも大ぶりでもないヘッド形状で、抜けがいいソールを選んでいます」

画像: 時松隆光「MP66」(ミズノ)

谷口徹「RMX020 PROTO」(ヤマハ)

画像: 谷口徹 「広すぎないソールが好きで、ラウンド形状がついたアイアンを使っています」

谷口徹
「広すぎないソールが好きで、ラウンド形状がついたアイアンを使っています」

画像: 谷口徹「RMX020 PROTO」(ヤマハ)

女子プロは、イケメン顔で操作しやすいアイアンが人気

河本結「Xフォージド」(キャロウェイ)

画像: 河本結 「弾道イメージが出しやすい顔つきです。7番は打点をヒール寄りにしてフェードを打ちます。シャープな打感、抜けの良さも抜群ですね」

河本結
「弾道イメージが出しやすい顔つきです。7番は打点をヒール寄りにしてフェードを打ちます。シャープな打感、抜けの良さも抜群ですね」

画像1: 河本結「Xフォージド」(キャロウェイ)
画像2: 河本結「Xフォージド」(キャロウェイ)
画像: 河本プロのPW。「2年使っているけど安心感があるので替えられません」

河本プロのPW。「2年使っているけど安心感があるので替えられません」

勝みなみ「スリクソン Zフォージド」(ダンロップ)

画像: 勝みなみ 「見た目がシャープでカッコいいものが好きなので、このモデルはぴったり。構えたときのイメージが出球と合うのがイイんです。顔が大きいと弾道イメージが出しにくいので」

勝みなみ
「見た目がシャープでカッコいいものが好きなので、このモデルはぴったり。構えたときのイメージが出球と合うのがイイんです。顔が大きいと弾道イメージが出しにくいので」

画像1: 勝みなみ「スリクソン Zフォージド」(ダンロップ)
画像2: 勝みなみ「スリクソン Zフォージド」(ダンロップ)

三浦桃香「APEX PRO」(キャロウェイ)

画像: 三浦桃香 「シャープな顔が好みなのでこのモデルです。しっかりと飛距離モデルのに、スピンもきっちり入ってグリーンで止まってくれます」

三浦桃香
「シャープな顔が好みなのでこのモデルです。しっかりと飛距離モデルのに、スピンもきっちり入ってグリーンで止まってくれます」

画像1: 三浦桃香「APEX PRO」(キャロウェイ)
画像2: 三浦桃香「APEX PRO」(キャロウェイ)

永峰咲希「P・760」(テーラーメイド)

画像: 永峰咲希 「シュッとした顔で操作しやすそうなので選びました。見た目は締まっているのに、球が上がってスピンも入るし、打感もイイです」

永峰咲希
「シュッとした顔で操作しやすそうなので選びました。見た目は締まっているのに、球が上がってスピンも入るし、打感もイイです」

画像1: 永峰咲希「P・760」(テーラーメイド)
画像2: 永峰咲希「P・760」(テーラーメイド)

プロのソールへのこだわりに続いて次回は、最新の中上級者向けアイアンを伊丹大介プロがタイプ別に分類&試打分析。使い込むほど上手くなれる、10年使えるアイアンが見つかるかもしれません!

月刊GD2019年7月号より

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