芹澤信雄プロはシニアツアーでなかなか結果が出ずに苦しんだ時期があった。首のヘルニアが悪化したことが原因だった。ケガ問題に限らず、芹澤プロの加齢と上手く付き合いゴルフを続ける方法を聞いてみました。今週の通勤GDは芹澤信雄「1番ホールの木の下で…」の第42回目。

【通勤GD】
通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。ワンテーマを3回~6回のシリーズでお届け。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。

芹澤信雄プロ
1959年生まれ。ジャンボ尾崎に「世界一パーパットが上手い」と評されたパットの名手。1987~2000年にツアー5勝。その後シニア1勝。飛距離優先時代をショットの質で生き抜く。チーム芹澤ゴルフアカデミー主宰。

年をとって衰えたのに無理をする必要はない

ケガの問題に限りませんが、年をとってくると若いころのようにプレーできないのはプロもアマも一緒です。飛距離が落ちるしパットも入らなくなる。

でも、そういった問題は誰にも訪れる避けようのないものですし、別に恥ずかしいことではありません。むしろ、老いとうまく向き合いながらゴルフと上手に付き合い続けることが大事だと思うんです。

そしてゴルフというスポーツは、道具の力を借りることで、誰にでも維持が可能なスポーツなんです。

いまは軽くて振りやすく、球が上がりやすいクラブがた<さんあるので、そういった道具を活用しつつ、ベテランなりの経験を発揮できればシニアになったってベストスコアは更新できます。

とくにアマチュアの方であれば、トーナメントのようなカチコチのグリーンや8000ヤード近いコースでプレーするわけではありません。50歳や60歳<らいでは若者に負けないゴルフができるはずです。そういった意味では、若ぶって無理をせず、身の丈に合ったクラブ選びをすることも大事です。

ギアは結果が出ればすぐに慣れるもの

僕自身、いまは3番、4番アイアンを抜いて2本のユーティリティを使っています。ユーティリティや大型ヘッドのキャビティアイアンに嫌悪感を示す上級者は多いですが、食わず嫌いはもったいないと僕は思っています。

顔や打感なんてものは、使って結果が出ればすぐに慣れるもの。そこにこだわりすぎると、新しいものを拒絶することにつながり、自分の可能性を狭めてしまいますよ。

【通勤GD・今日のポイント】無理しないでUT活用!

【ポイント①】 アイアンに近い感覚で少し打ち込むのがいい

ユーティリティは、アイアンのように少し打ち込むイメージでハンドファ一ストに球をとらえたい。そうすれば低・深重心のヘッドが勝手に球を上げてくれる。

画像: ギアは結果が出ればすぐに慣れるもの

【ポイント②】 球を上けようとせずに体はあくまで水平回転

ダウンブローでスウィングするといっても体はあくまでレベル回転。腰を水平回転させつつ、ダウンスウィングで少しタメを作る感じでヘッドを上から入れていこう。

画像: 水平回転

水平回転

月刊GDより

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