試打者は男女プロ&シニアの3人
今回試打した新作11モデル
とにかくやさしい
TS1(タイトリスト)
eggインパクト(プロギア)
楽にボールが上がる
ツアーB JGR(ブリヂストン)
ツアーワールドXP-1(本間ゴルフ)
上級者好みの強い球
G410 LST(ピン)
TS4(タイトリスト)
オノフKURO(グローブライド)
RMX120(ヤマハ)
つかまりやすさ抜群
RMX220(ヤマハ)
egg5500(プロギア)
マジェスティロイヤル(マジェスティ)
計測器はフライトスコープ、ボールは本間ゴルフのTW-Xを使用
すでにツアーで活躍中のモデルも
「左を嫌うことが多い上級者でもしっかり振り切れて飛ばせる」と3人が口を揃えたのがこの4本。ボールを自在に操れる操作性の高いヘッドで、「G410 LST」と「TS4」はすでに世界中のツアーで実績を残しはじめている。
G410 LST(ピン)
「パワーフェードが打てるクラブ」(伊丹)
高初速を実現する重ヘッドは小ぶりだが高い慣性モーメントでつかまりすぎを抑え、ヘッド内部の重量配分により浅重心化し低スピンで飛ばす。
伊丹 フェースアングルがストレート、グリップも太いので左に引きにくい。シャフトとヘッドの弾きがいいのでしっかり上がる。
中村 構えたときは、つかまりにくいので飛ばないのではという不安があったが、打ってみるとしっかり飛ぶ。
高橋 フェードでも飛距離が極端に落ちることがないのは驚き。
ヘッド体積:460cc
ロフト:9度、10.5度
ライ角:58度
クラブ長さ:45.75インチ
クラブ重さ:305g
※ALTA J CB RED(S)
試打クラブ:ロフト9度・ALTA J CB RED(S)
TS4(タイトリスト)
「HS42m/s以上の上級者向け」(伊丹)
TSシリーズの最後に登場したカスタムモデル。ヘッド体積が430ccとかなり小ぶりで操作性がいいのが特徴。低スピンモデルである程度のパワーが必要。
伊丹 浅重心で低スピンの重い球が打てる。ただしHS45m/s前後ないと球が上がりにくく、HS41m/sくらいだとアッパーに打たないとおじぎしてしまう。
中村 顔つきは小ぶりで打感も好み。ただ重いのでHSが出しにくい。
高橋 自分にはさすがに重い…。しっかりめのシャフトでストレート系のボールがでるが、飛距離は物足りない。
ヘッド体積:430cc
ロフト:8.5度、9.5度、10.5度
ライ角:58.5度
クラブ長さ:カスタム対応
クラブ重さ:310g
※タイトリストDiamana 60(S)
試打クラブ:ロフト9.5度・タイトリストDiamana(S)
オノフKURO(グローブライド)
「中弾道の重いドローが自然と打てる」(中村)
反発性能と広い反発エリアだけでなく、ソールのウェート位置を3カ所にすることでよりゴルファーの要望や個性に合わせたヘッド調整が可能。
伊丹 ヘッドの座り、形、デザインともレベルが高い。ロフト10.5度ならHS37~47まで対応できそう。
中村 軽いドローで左に行き過ぎない思い通りの球筋。スコアラインの加工が滑らない弾道を生んでいるのかも。
高橋 中弾道で綺麗なドローが打てた。左に曲がりすぎることがなく、安心して振っていける。
ヘッド体積:460cc
ロフト:9.5度、10.5度
ライ角:57度
クラブ長さ:45.5インチ
クラブ重さ:304g
※LABOSPEC SHINARI:50K(S)
試打クラブ:ロフト10.5度・LABOSPEC SHINARI:50K(S)
RMX120(ヤマハ)
「正統派の顔。フェードが打ちやすい」(高橋)
フェース内部のリブとホーゼルによって、ボディの余計なたわみを抑制し、エネルギーロスを軽減。慣性モーメントを高め、叩いても左に行きにくい構造にしている。
伊丹 いちばんオーソドックスな形状。どちらかといえばフェード系弾道が打ちやすく、硬めのシャフトと相まって上級者向き。
中村 球は上がってくれるが、私のヘッドスピードではクラブの特徴を最大限に生かせない。
高橋 向上心のある人が使ってみたくなる顔。普通に打つとフェードが出る。操作性はいい。
ヘッド体積:455cc
ロフト:9.5度、10.5度
ライ角:59~60.5度
クラブ長さ:45.5インチ
クラブ重さ:299g
※オリジナル(S)
試打クラブ:ロフト9.5度・オリジナルカーボンTMX-420D(S)
新作ドライバー試打③につづきます。
週刊GD2019年8月20日・27日合併号より
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