手嶋プロも齢と腰の怪我でスウィングに変化が…
2006年:股関節がやわらかいため、腰がしっかり回っているうえ、上下のねん転差も大きい。結果、肩も十分に回っている
2018年:トップを深くしようとする意識が強く、体重移動が以前よりも大きくなっていた。そのため十分にねん転がしきれていない
50歳でのスウィング改造で九州オープンを制覇
── どこを改造されたのでしょう?
手嶋 大きな部分でいうとアドレスです。今まではスタンスを少し広めても肩と腰をすんなり回せていたため、ねん転もしっかり作れていました。しかし、年齢とともに体も固くなってきたうえに腰を痛めたことで、全盛期のころのスタンス幅ではトップが浅くねん転も作れなくなってしまったんです。
── アドレスをどれくらい変えたのでしょう?
手嶋 今はスタンスを靴の半足分狭めるようにしています。その結果、体を回しやすくなりましたね。それに加えて両足のつま先を軽く開くことで、もっと回しやすくなります。この2点を変えるだけで固まった体でも自分の思ったような形が作れます。
── 効果は実感されていますか?
手嶋 ええ。体力がなくなってきた今でも1ラウンド同じスウィングでビシッと打ち続けられるんですよ。最高でしょう? 体が動かなくなってきたなと思ったら、一度試してみてください。
スウィング改造1
つま先体重で前傾キープ
ダウンスウィングからつま先方向に体重を乗せることで、前傾がキープされ、股関節が入り、伸び上がりを防げる。
スウィング改造2
右ひざは正面に向けておく
アドレスから右ひざを正面に向けたままバックスウィングを取ることで、股関節が自然と入りやすくなる。
スウィング改造3
1、2、"の"、3で間を作る
トップの位置では手に力を入れずに切り返しでギュッと握る。こうすることで2と3の間に"間"を作ることができる
月刊GD2019年10月号より
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