パナソニックオープン2019で4年ぶりの優勝を果たした武藤俊憲。40歳を過ぎてもバツグンの安定感を保ち、ツアーの第一線で活躍している武藤のクラブセッティングを見ていこう。
クラブは1球打った第一印象がもっとも大事
この歳になっても戦えているのは、クラブのおかげもあると言う武藤。彼がクラブ選びで大事にしていることはなにか。
武藤 第一印象ですね。見た目の印象ではなく、打った感じです。自分のなかで振りやすい、好きという感覚があって、その感覚に近ければ一球打っただけで決まります。
武藤 最初の印象ってすごく大事だと思っていて、第一印象が悪いと、そのクラブは何球打ってもいい感覚にはなりません。ある程度の条件さえクリアできれば、構えたときの見た目とかはそれほどシビアになることはありません。
ドライバーは「ミズノプロ プロト」
"ある程度の条件"とは、見た目どおりの弾道が出てくれることだ。
武藤 つかまりそうな顔をしているのに、フェードが出たり、その逆もそう。見た目と違う球が出るのは気持ち悪いですね。好きというわけではないのですが、今までの経験から言えば、比較的つかまるイメージが出るクラブを使ってきています。でもこれってつかまる顔が好きってことですかね。(笑)
20代のころはスウィングでドローを打っていたが、今はスウィングだけではなくクラブに頼りながらドローを打っている。クラブの恩恵を受けながら、シーズン2勝目を目指す。
3Wは飛ばしたいの想いチョイス「タイトリスト917F2」
220~240ヤードを狙い打つUT「ミズノGX」
球の打ち分け自由自在マッスルバック「ミズノプロ120」
グリーン周りは60度を多用「ミズノプロS18」
ピンタイプで感性を生かすパター
スウィング同様、クラブ選びも正統派
Ph/Shinji Osawa
週刊GD2019年10月22日号より
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