ドライバーもアイアンも軽くて軟らかいシャフトを使用している渋野日向子。腕力ではなく、しなりを活かして高い球を打ちたいという狙いがあるという。彼女のクラブに対するこだわりを聞いた。

シブコの14本はオール「PING」

画像: 小学2年から本格的にゴルフを始め、岡山県ジュニアで3連覇など活躍。2018年にプロ入会、2019年のワールドレディスサロンパスカップ、資生堂アネッサレディス、東海クラシックデサントレディース、そしてAIG全英女子オープン、と4勝を挙げている

小学2年から本格的にゴルフを始め、岡山県ジュニアで3連覇など活躍。2018年にプロ入会、2019年のワールドレディスサロンパスカップ、資生堂アネッサレディス、東海クラシックデサントレディース、そしてAIG全英女子オープン、と4勝を挙げている

クラブは契約しているピンで全番手を揃えている。「高校1年からピンのクラブを使い続けています」(渋野)

曲がらず飛ぶドライバー「G410 plus」。3度フラットに調整

高校1年でピンの『G30』を手にしてから『G』、『G400』と移行し、現在は『G410プラス』を愛用中。

渋野 1試合だけ『G410LST』を使ったんですけど、やっぱり『プラス』にしました。以前はスピン量が多めな打ち方だったので『LST』のタイプが良かったんですが、最近はスピンが減ってきたので、今は『プラス』がちょうどいい感じです

画像: 重心深度は深く、高打ち出しと直進性の高い弾道を期待できる。また、5月のツアー初優勝、8月の海外メジャー優勝もこのドライバーで達成

重心深度は深く、高打ち出しと直進性の高い弾道を期待できる。また、5月のツアー初優勝、8月の海外メジャー優勝もこのドライバーで達成

特徴的なのは、ライ角をノーマルより3度もフラットにしていること。

渋野 持ち球がドローなので、つかまりすぎないようにして振りちぎっています。

画像: ライ角調整機能を生かし、3度フラットにできるのも気に入った理由。シャフトはコーチのアドバイスから、弾道のブレを抑えるために半㌅短くし、44.75インチにした。フジクラ「スピーダーエボⅥ」

ライ角調整機能を生かし、3度フラットにできるのも気に入った理由。シャフトはコーチのアドバイスから、弾道のブレを抑えるために半㌅短くし、44.75インチにした。フジクラ「スピーダーエボⅥ」

飛んで止まるボールはタイトリスト「プロV1」

渋野 打感が柔らかく、フェースに乗せて運ぶ感じが出せます。また、ラインに合わせやすいロゴも好きですね。

画像: 飛んで止まるから安心して攻められる

飛んで止まるから安心して攻められる

3Wは低スピンで前に進むLSTをチョイス。「G410」のフェアウェイウッド

渋野 低スピンで飛ばせる『LST』の3番と、上がりやすい5番を入れています。とくに、グリーンを狙う5番ウッドからは、高さを優先します。

画像: 3番は“飛ばし”5番は“乗せる”でモデルを変えた

3番は“飛ばし”5番は“乗せる”でモデルを変えた

渋野 FWのシャフトもドライバーと同じフジクラのスピーダーエボⅥを入れています。左のミスが怖くないのがいいですね。

画像: 5番ウッドから打ち出しの高さを重視。ロフトは17.5度

5番ウッドから打ち出しの高さを重視。ロフトは17.5度

快進撃を生んだパターチェンジ。「シグマ2 アンサー」

以前はマレット型のパターを愛用していた渋野。1回目のプロテスト失敗直後からタッグを組んだ青木翔コーチの助言を受けて、ピン型の『シグマ2アンサー』に変更したことから、パッティングの成績が上昇。

画像: 伝統的な形状のアンサー型。硬さの異なるインサート素材の二重構造がコントロールを高める。「ヘッド軌道が安定する感じです」(渋野)

伝統的な形状のアンサー型。硬さの異なるインサート素材の二重構造がコントロールを高める。「ヘッド軌道が安定する感じです」(渋野)

渋野 ストロークと出球のスピードが合うので、距離を合わせやすくなりました。打感が良く、打音の高さもちょうどいいです。インサートの溝の効果か、多少打点がズレても距離が狂いません。自信を持って打てるようになりました。

画像: 中心部が最も深く、上下左右の周辺部を浅くしたTR溝を搭載。ミスヒットに強い

中心部が最も深く、上下左右の周辺部を浅くしたTR溝を搭載。ミスヒットに強い

「シブコ本、絶賛発売中」一冊丸ごとスマイルシャワーをどうぞ↓

高い弾道でしっかり狙えるアイアン「i210」

高い弾道で止めるためのヘッドとシャフトの組み合わせ。シャフトはフジクラ『MCI80』Rシャフトを選択している。

画像: シャフトはMCI80R

シャフトはMCI80R

画像: アイアンも軟らかめシャフト

アイアンも軟らかめシャフト

技を磨きたいからバウンスは小さめ。「グライドフォージド」ウェッジ。

球の拾いやすい『グライド』シリーズでも、バウンスの少ない『フォージド』を選んだという。より技を磨くのが理由。

画像: シャフトはKBSツアー90のR

シャフトはKBSツアー90のR

全体にシャフトは軟らかめがシブコ流

画像: 全体にシャフトは軟らかめがシブコ流

月刊GD2019年11月号より

渋野日向子プロのコーチ
青木翔さんのコーチングが本になりました!

This article is a sponsored article by
''.