![画像: 【解説】石川遼 春先に腰を痛めたが、体を鍛え直しドライバーが15ヤード伸び、2019年3勝、賞金ランクは3位](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/12/12/0fa1d05134bdaf8ed4e6c64984d9080e83c91e98_xlarge.jpg)
【解説】石川遼
春先に腰を痛めたが、体を鍛え直しドライバーが15ヤード伸び、2019年3勝、賞金ランクは3位
【打ち方①】インから入れてフェースを閉じながら振る
石川 ドロー回転というと、単純にインアウトに振るんだと思う人が多いんです。フェースを開いたまま、手で外に押し出すとシャンクになりやすいんです。
石川 インアウト軌道というのは、インインの軌道で振って、その途中の、インからアウトにヘッドが動いているところでボールをとらえるというのが正解です。最後はインに引くので当然、きちんとフェースをローテーションさせて打ちます。
![画像: 【打ち方①】インから入れてフェースを閉じながら振る](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/12/12/2e8b42fc6fcf4679dce63f8c6914ebb437b31ebf_xlarge.jpg)
手っ取り早く「ドロー回転」のイメージをつかみたいなら、フィニッシュの形をイメージして振るのがいいという。
石川 フィニッシュでトウを上に向けるだけで、インパクトの形や体重の位置など、すべてが勝手に変わるんです。
【ドロー回転のポイント①】ネックが常に体側にあるように
ネックが常に自分に一番近いところにあって、体との距離が一定だと、自然なローテーションになる。
![画像: 【ドロー回転のポイント①】ネックが常に体側にあるように](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/12/12/9265def60082abf82f22bd64ac07586d38cf1454_xlarge.jpg)
【ドロー回転のポイント②】左サイドに壁を作り、右肩中心に回転
ドロー回転はスウィングの最下点でボールをとらえて、体の回転でさらに「押して」いくので、事前に左の壁ができる。スライス回転だと「当たり負けする」
![画像: 【ドロー回転のポイント②】左サイドに壁を作り、右肩中心に回転](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/12/12/26d83872ed24f1bb1cbef3b3e2d13a26936f9f6a_xlarge.jpg)
【ドロー回転のポイント③】しっかりフェースを開いて閉じる
自然にフェースを開きながらテークバックし、インパクトでそれをスクェアに戻すイメージで打つと球がつかまる。
![画像: 【ドロー回転のポイント③】しっかりフェースを開いて閉じる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/12/12/bcca5bdcd5ec32f9d6289b60c7fbc73ec26e98ad_xlarge.jpg)
フェースターンでぶっ飛ばす、武市悦宏プロの合宿はこちら
石川遼、アプローチ15の技はこちら
【打ち方②】フェースを立てながら当てる
狙ったところまでしっかり届かせる、つまり、上がりすぎたり、不必要なスピンがかかって止まってしまったりさせないために、「インパクトでフェースを立てながら当てるのが大事」と石川遼プロ。
石川 ドロー回転アプローチは、インパクトロフトが58度だとしても、そこからフェースを返しながらボールを押していくので、インパクト後にロフトが少し立っていくイメージで球足が伸びます。同じ58度でも、立てながら当てる58度と、寝かせながら(開きながら)当てる58度では、球足の伸びはまったく違います。
![画像: ロフトが立ちながら当たるから、球足が伸びる。「58度のウェッジなを57、56、…と立てながら当てるイメージです」(石川)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/12/12/84d3cb3b0560556afecd1d6744bbb9a7d24da33d_xlarge.jpg)
ロフトが立ちながら当たるから、球足が伸びる。「58度のウェッジなを57、56、…と立てながら当てるイメージです」(石川)
サンドウェッジは、インパクトが抜けやすい(ボールの下をくぐって、フワッと上がりやすい)ので、ロフトを立てながら当てることで、球足が安定するという。
逆に、球足を抑えたいなら、スライスを打つイメージで、開きながら当てれば、飛ばない球になるのだ。
![画像: ヘッドがインからアウトに動く間に打つことで、ロフトを立てながら当てることができる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/12/12/502ce549097f7aa2a2ce921500ea9b2d2202e414_xlarge.jpg)
ヘッドがインからアウトに動く間に打つことで、ロフトを立てながら当てることができる
【ポイント①】手元と体が一緒に動く
ロフトが立った状態のまま当てるには、右わき腹を縮めるようにして、体と手元を一緒に押し込んでいく。
![画像: 【ポイント①】手元と体が一緒に動く](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/12/12/887862426f9b638b681eb12acc230e7c06f487c1_xlarge.jpg)
【ポイント②】手元だけ前に出すハンドファーストはNG
インパクトで、手元だけを前に出してロフトを立てようとすると、手と体の動きがバラバラになり、ヘッドの挙動が安定しなくなってしまう。
![画像: 【ポイント②】手元だけ前に出すハンドファーストはNG](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/12/12/0310e5b75df0646073fa26b7ebd4def387491975_xlarge.jpg)
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![画像1: golfdigest-play.jp](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/12/12/2c5815ec343e18ec3e37745cb70badc4d5c48868_xlarge.jpg)
【距離感の作り方】最下点は「おヘソの下」
怖い怖い、ザックリやトップは、スウィングの最下点さえ把握すれば防ぐことができる。
石川 人によって重心の位置が違うので、重心が真ん中にあれば最下点も真ん中ですが、重心が左足寄りにある人なら、最下点の位置も左にずれます。
石川 目安として、『おヘソの下』に最下点をイメージしておくと、ザックリやトップは出にくくなります。
![画像: 「おへその下」を中心に球の高さと球足を決めよう](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/12/12/1ad6b2030695a1209bc416647b8c867bb62a100d_xlarge.jpg)
「おへその下」を中心に球の高さと球足を決めよう
これを基準に考える
![画像: 最下点の位置にボールがあれば、高確率でミートでき、ロフトなりの球筋になる。ボール位置をずらせば、球筋を変えることも可能だ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/12/12/c19aa4b9f2116b29bf6677a8d2a9f8eee86346b0_xlarge.jpg)
最下点の位置にボールがあれば、高確率でミートでき、ロフトなりの球筋になる。ボール位置をずらせば、球筋を変えることも可能だ
ボール位置を最下点に合わせるのが基本だが、応用として、打ち方はそのまま最下点の右に置けば引く出て転がる球筋、最下点の左に置けば、高く上がって球足を抑えた球筋と、簡単に打ち分けることができる。
打ち方はすべてドロー回転のイメージ
「おヘソ」(=重心)が右にある時点で、ボールがスタンス中央でも、最下点の「後」にヒットすることになり、ボールが上がりやすくなる。ボール位置をさらに左に置けば、ロブも可能。
【ポイント】勝手にボールが上がってくれる構え
![画像: 【ポイント】勝手にボールが上がってくれる構え](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/12/12/c1cc89b702356620da3120da912d677511891094_xlarge.jpg)
【ポイント】ヘッドを上から入れるのが得意な構え
「おヘソ」(つまり、重心位置)が左にあると、構えがハンドファーストになり、フェースが立ってとらえやすくなる。ボール位置を右足寄りにするほど転がる距離の多い球筋になる。
![画像: 【ポイント】ヘッドを上から入れるのが得意な構え](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/12/12/eb34bf3c1d4489ac3616df0f405fb7c28b1c306e_xlarge.jpg)
石川遼プロに3つの質問
Q、寄せるときはドロー回転だけしか使わないの?
A、基本はドローだけどカットにも打ちますよ
下りのアプローチなど、球足を弱めたいときはスライス回転のイメージで、フェースを寝かせながら当てている。
![画像1: A、基本はドローだけどカットにも打ちますよ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/12/12/73ea91b55835ba0124f4cf8c732177d75d6cf178_xlarge.jpg)
Q、ティアップして打つ練習は何のため?
A、一番難しい練習をして球をつかまえるんです
ボールの下をくぐりやすいウェッジで、ティアップしてきちんとつかまえられれば、実戦ではやさしく感じられる。
![画像2: A、基本はドローだけどカットにも打ちますよ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/12/12/8fd6f4a430305d41548580a73ec1d9e09e7e26ee_xlarge.jpg)
Q、アプローチはいつもサンドウェッジ?
A、基本はサンド1本ですべてやっています
番手を替えてもいいが、ウェッジをその番手のロフトに立てて打てれば、1本で多くの状況に対応できる。
![画像3: A、基本はドローだけどカットにも打ちますよ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/12/12/0e1eb93e40c3bb7185428e1bf1a64caf363f54e0_xlarge.jpg)
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![画像2: golfdigest-play.jp](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/12/12/e0cdf4e3e36c7763ce21319a27ca995cb7dcbe72_xlarge.jpg)
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ドロー回転アプローチ、つづきを読むならこちらへ↓
![画像: gd.golfdigest.co.jp](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/12/16/d16530a332978ea3df2aa36e7ee4d1b961e8c449_xlarge.jpg)