ドライバーのヘッド形状を加味してAIがフェース設計
![画像: MAVRIK ドライバー](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2020/02/10/50bd231f1723c262065b2254dcb8d1babb60ce14_xlarge.jpg)
MAVRIK ドライバー
なぜマーベリックは2本の柱の外でも飛ぶ、とメーカーは断言するのか。その理由は新たなAIフェースにあるという。
「エピックフラッシュでもAIが設計したフェースを採用しました。それにより、極めて高い初速を得ることに成功しましたが、今回はそこに"やさしさ"を加えたかった。つまり高初速エリアを広げるということです。」(キャロウェイゴルフ開発担当・寺門氏)
ヘッド形状が大きく変化
空気抵抗が減ってスムーズに振り抜ける
![画像1: ドライバーのヘッド形状を加味してAIがフェース設計](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2020/02/10/c7d7a66f864a81c1f16e718421a6b579d173d49c_xlarge.jpg)
スタンダードモデルは「サイクロンヘッドシェイプ」というヘッド後方が持ち上がった形に。特にダウンスウィング時の空気抵抗が軽減され、スウィングスピードがアップするという。
![画像2: ドライバーのヘッド形状を加味してAIがフェース設計](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2020/02/10/d527c3fd2bb1e6872fbc51f4508d63e97f190bc9_xlarge.jpg)
ヘッドは460cc。投影面積が大きく安心感がある。またカーボンクラウンが多くの余剰重量を生み、最適な重心設計を可能にしている。
なんでも、エピックフラッシュはフェース単体での設計なのに対し、マーベリックはヘッド形状を加味したうえでの設計。
「フルAI設計になったことで、柱の外でも高初速を実現します」(寺門氏)
![画像: (上)エネルギーロスを防ぐジェイルブレイク (下)高初速エリアがグンと広がった](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2020/02/10/f9e13dda03b9d8f95ac825f605bc4868f020b928_xlarge.jpg)
(上)エネルギーロスを防ぐジェイルブレイク (下)高初速エリアがグンと広がった
フルAI設計になったことで、2本の柱の外側に当たっても、つまり大きく打点ブレしても飛距離を伸ばすことが可能に。
フェース素材は、より軽くて強度・柔軟性ともに高いチタンに一新。AIによる設計、新素材の採用、そして2本の柱(ジェイルブレイク)によって腕前を問わず究極のボールスピードが体験できるというのだ。
Point.1
ヘッド形状もインプット、AIが最適解を生み出した
初速を高める、ルール(CT値)を守る、耐久性を維持、という3つに加え、今回AIにインプットしたのが"ヘッドの形"。これによりボディの特性を生かしたフェースに進化。ヘッドは3タイプあるがフェースはそれぞれ異なるデザインだ。
![画像: 赤い部分が厚く、青が淡い部分ほど薄い。ヘッド形状に最適なフェースデザイン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2020/02/10/18f771bfc17dc2a9348cb53f737860e63044bcf6_xlarge.jpg)
赤い部分が厚く、青が淡い部分ほど薄い。ヘッド形状に最適なフェースデザイン
Point.2
進化したAIフェースで、2本の柱がさらに生きる
初代エピックから搭載され続けている2本の柱こと「ジェイルブレイクテクノロジー」。インパクト時のクラウンとソールのたわみを最小限に抑えることで、エネルギーロスを最小限に。結果、フェースのたわみを最大化し、ボール初速を上げる。
Point.3
強度と柔軟性を高め素材をフェースに採用
6-4チタンからFS2Sスーパーストレングスチタンにフェース素材を変更。強度が高く柔軟性もあるので、初速性能をよりルール上限近くまで引き上げられた。またフラッシュよりも6㌘軽くなり、その分の余剰重量を最適な位置に配分することも可能になった。
スピンを抑えて飛ばしたい人は「サブゼロ」
![画像: マーベリック サブゼロ ドライバー](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2020/02/12/a69d9ff9e2203b37cf5133e51dcaf48fb92b67e1_xlarge.jpg)
マーベリック サブゼロ ドライバー
従来シリーズ同様、「サブゼロ」もラインアップ(数量限定)。ジェイルブレイク、新フェース素材の採用などテクノロジーは共通だが、フェースデザインはヘッド形状にAIがカスタマイズ。フェース近くと後方にそれぞれウェートを装着することで「低重心&浅重心」を実現。圧倒的な低スピン弾道で飛ばせる。
![画像: 低重心、浅重心実現のためスタンダードとは異なる形状に](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2020/02/12/b0533cddcd5762d199cb2fffca08cf8c6188feed_xlarge.jpg)
低重心、浅重心実現のためスタンダードとは異なる形状に
![画像: 多くのプロが好む引き締まったヘッド形状](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2020/02/12/767affd45cb8fd0eb7c9620d20e3c1887a209282_xlarge.jpg)
多くのプロが好む引き締まったヘッド形状
石川遼がマーベリックを試打
ヒールに当てても300㍎超え
![画像: 石川遼がマーベリックを試打 ヒールに当てても300㍎超え](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2020/02/12/85c94eea0c47621415b9ed6f658cad1b25d16e72_xlarge.jpg)
ヒールに当たっても芯と変わらない打感
2019年シーズンは男女ツアーのほぼ全試合で使用率ナンバー1になったキャロウェイのドライバー。それだけにプロたちのマーベリックへの関心はすこぶる高い。
いち早く試打した石川遼は、その性能に驚きを隠さない。
石川 真ん中で飛ぶのはもちろん、相当なヒールで打っても300㍎を超えた。試合で安全に行きたいときはフェードを打ちたいんですが、そんなとき、このヒールヒットは安全だし飛ぶ! 絶対に試合で武器になります。それに打感も芯で打ったのと変わらず凄くいい。アマチュアの人にもぜひ試してほしいですね。
石川遼の300㍎ショット
![画像1: 【ドライバー研究】キャロウェイの新作「マーベリック」。進化したAIフェースがミスヒットをも飛ばしに変える!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2020/02/12/b9b7f5362a92a7dee3d4e217ca18a0c7def51407_xlarge.jpg)
![画像2: 【ドライバー研究】キャロウェイの新作「マーベリック」。進化したAIフェースがミスヒットをも飛ばしに変える!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2020/02/12/9be792dd2c2de86d6034e9260a71accdf8ec777c_xlarge.jpg)
![画像3: 【ドライバー研究】キャロウェイの新作「マーベリック」。進化したAIフェースがミスヒットをも飛ばしに変える!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2020/02/12/cd048c8ecaa2a54d5cde5319b117b30426a07ac0_xlarge.jpg)
![画像4: 【ドライバー研究】キャロウェイの新作「マーベリック」。進化したAIフェースがミスヒットをも飛ばしに変える!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2020/02/12/1895e6e75f749c468f5ba5c132929fd2d27ab87c_xlarge.jpg)
石川 エピックフラッシュだって相当飛ぶのに、完全に底上げされてかなり上を行く感じ。ミスがミスじゃない感じになった。柱の内とか外とかまったく関係ないですね。
月刊GD2020年3月号より
歴代 名器のヘッドデータが比較できる、キャロウェイ ドライバー図鑑はこちら