マッスルバックも低重心化が進んだ
ストロングロフトや幅広ソールなど“飛び”と“やさしさ”を追求したアイアンが注目される中、実はマッスルバックアイアンも進化し続けている。
ピン史上初のマッスルバック「ブループリント」、松山英樹が使う「スリクソンフォージド」、熟練の職人が端正に仕上げた「三浦技研TB-ZERO」を、見た目にも美しい3モデルをプレゼント。それぞれの特徴を説明してもらうために、ツアー1勝の福永和宏プロに打ってもらった。
福永 3本に共通して言えるのはが低重心化です。もちろんキャビティアイアンほどではないですが、重心が下がった分、昔のマッスルバックのように上から球を潰しに行かなくても簡単に打てます。
福永 それでも小ぶりなヘッドとシビアなスウィートエリアは健在ですから、使えば使うほどユーザーのショット技術がレベルアップしていくのは間違いありません。
進化系マッスルバックの評価
①ソールに適度な厚みがあり低重心
重心が上目だとダウンブローとそれなりのヘッド速度も必要だったが、今のモデルはヘッド速度も難度も軽減。
②抜けがよくなりダフリにくくなった
ソール形状だけでなくエッジの角を滑らかにするなど抜けの良さを徹底的に追及している。おかげで打感が一層よくなり、距離感の精度もアップ。
【試打】福永和宏プロ
ツアー1勝。ギアへの造詣も深い屈指のショットメーカー
プレゼント①
PING BLUEPRINT
「打感が柔らかくて操作しやすい」
ピン史上初のマッスルバック「ブループリント」を試打した福永プロ。
福永 小ぶりな形とストレートネックでイメージ通りの球を打ちやすい。それでいて低重心だからマッスルバックの中でも球が上がりやすくてやさしさもあるのが新鮮です。
ロフト:34度
ライ角:62度
総重量:423㌘
シャフト:N.S.プロモーダス³ ツアー105・S
福永 バウンスが聞いていてソールが滑ってくれるから多少ダフり気味に入っても安心できるのがいい。
プレゼント②
スリクソン Z-FORGED
「深いラフでもしっかり抜けるのがいい」
今年から松山英樹も愛用する「スリクソンZフォージド」。福永プロは洋芝との相性もいいと話す。
福永 適度に絞られたソール幅と独自の形状で、芝に沈んでいても球をとらえやすい。低重心のぶん、下目に当たっても球は上がるし扱いやすいです。
ロフト:33度
ライ角:62度
総重量:422㌘
シャフト:N.S.プロモーダス³ ツアー120・S
福永 V字ソールのお陰で深いラフでも打ちやすい。3モデルの中では最もやさしい。
プレゼント③
三浦技研 TB-ZERO
「フェースに長く乗って重い球が打てる」
職人技術を詰め込んだ三浦技研のマッスルバック。気持ちいい打感と重い球が打てることに福永プロは驚いた。
福永 フェースに乗っている時間が長いからスピン量が多いし狙いやすい。芯を食ってグリーンオンしたら本当に気持ちいいです。
ロフト:34度
ライ角:62度
総重量:420㌘
シャフト:N.S.プロモーダス³ ツアー105・S
福永 ソールもトップブレードも薄くて小ぶりだから難しそうだけど球はかなりつかまえやすい。
応募締め切り:2020年4月20日24時
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