妻には「もうさすがに汚い」と言われ、他メーカーのイマドキのシューズも試したが、アドレスの際に、どうも目に入って落ち着かない。スパイクレスのグリップの頼りなさも気になった。
僕のこだわりを受け止めるゴルフシューズはないかと探していたらフットジョイ『プロSLカーボンBOA』に出合った。
スパイクレスシューズなのにツアープロたちが、こぞってこのシューズにスイッチしており、ツアープロの使用率がナンバー1だそうだ。
軽量で高い防水性のソフト防水天然皮革アッパー、新しいFJパワーハーネスは、甲や中足部を包み込み、スウィング時の捻じれを制御する。ヒール部に施されたカーボンラップヒールがかかとをサポートし、安定感抜群だ。
インフィニティスパイクレスアウトソールはツアープロも納得させるグリップ力だし、さらに安定感を強化するカーボンファイバープレートも搭載されている。
カーボンプレートといえば、スポーツシューズの勢力図を塗り替えてしまった厚底靴にも使われており、その反発力は折り紙付き。
防水加工が施された天然皮革を使用、スパイクレスとは思えないほどの上質さを感じる
購入しラウンドすると、スパイクレスの利点である軽量さで疲労度がまるで違う。
スウィング時の安定感は抜群で、地面を蹴る力が強いせいか、飛距離が伸びている気がする。妻にも「あら上品でいいじゃない」と珍しく褒められた。
ゴルファーなら試着するだけで、誰もが自然とこのシューズの魅力を感じるだろう。私がこれ以上、この靴を選んだこだわりを語る必要がないのが残念な限りだ。
プロSL カーボンBOA
◎タイプ／Boa
◎カラー／ブラック＋グレー、ホワイト＋グレー、ホワイト＋ブルー
◎サイズ／24.5～27.5cm（0.5cm刻み）
◎重量（片足）／381g（27.0cm）
◎価格／オープン（実勢3万5000円）
※重量、実勢価格は編集部調べ
【締め切り】2020年4月21日(火) 24時
PHOTO／Takanori Miki
週刊ゴルフダイジェスト2020年4月21日号より
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