パット上達には、
ストロークの「高再現性」が必須!
カップインの確率を高めるためには、大きく2つの要素があると奥嶋ツアーコーチ。
奥嶋 ひとつは、狙ったラインに対して「真っすぐにイメージどおりの強さ」でパッティングすること。毎回、同じストロークで打てるのが理想です。
これはアドレスやストロークといった技術の分野。自宅のパターマットでも練習できますし、実際に、日々ボールをコロコロ転がしている方も多いはず。
奥嶋 もうひとつはグリーンの傾斜や芝目を「読む力」。この傾斜だと、このくらいのタッチで打てば、このくらい転がり、このくらい曲がるはずという経験値がものを言う部分です。
これは当然、自宅のパターマットではなく本物のグリーンでパッティングしなければなりませんが、この「読む力」を身につける方法としても、パッティングの「再現性」が重要。
奥嶋 パットするたびに打点やフェースの向きがちぐはぐでは、「このくらい打てば」の基準が定まらず、正確な経験を積み重ねることができません。
ではパットの「再現性」を高めるにはどうすればいいのか。
レッスンプロなど第三者に見てもらうという手もありますが、もっと手軽に、そして正確に、自分のパッティングを数値化するおすすめの方法があります。
それがポータブルパター診断機
「Hole More Putts」です。
「Hole More Putts」が、
1分であなたのパッティングを丸裸!
「Hole More Putts」は、大きめのタブレットのような薄型パター練習器具。「Hole More Putts」とは「もっと入れちゃおうぜ!」ぐらいの意味でしょうか。
このパター練習器具の優れている点は、本体を横切る黒い帯状の部分に埋め込まれたセンサーで、正確にストロークを計測してくれること。
論より証拠。さっそくトライしてみましょう。
計測はとても簡単で、スイッチを押して起動させたら中央の「〇」にボールを置いて5球打つだけ。慣れれば1回の計測は1分ほど。
ボールを転がす目安は2.5㍍(計測上の最短距離)くらい。距離的には市販のパターマットに乗せて打つと丁度いいくらいですね。
センサーはボールではなく、パターヘッドの動きを計測しているので、パターマットの上でなくても、絨毯やフローリングの上でもかまいません。ボールの転がり自体は気にしなくて大丈夫。
むしろ、この器具に並んだセンサーがすべて反応するように、機器の右端から左端までヘッドをストロークさせることがポイント。
実際に打ってみれば、いたって簡単です。さて取材記者が、5球打ってみた結果は…
再現性「46.8%」。
パッティング巧者のプロゴルファーは限りなく100%に近いそうなので、これは、まだまだ改善の余地がありますね。
米国PGAが設定した
パット上達5項目
「Hole More Putts」が再現性を導き出すために計測しているのは、米国PGAが設定した5つのポイントです。
①フェースアングル(フェースの向き)
②インパクトポイント(打点)
③クラブパス(軌道)
④インパクトスピード
⑤アタックアングル
この5項目が5球を通してどれくらい同じであったかが「再現性」として表示されます。
奥嶋 5項目の中で、ボールが打ち出される方向に直結する①フェースアングル(フェースの向き)と、距離感を左右する②インパクトポイント(打点)が揃っていることはとても重要。再現性の計算に占める割合も、この2項目は他の項目より大きな比率で計算しています。
奥嶋 もちろん③クラブパス(軌道)も打ち出し方向に影響を与えますし、④インパクトスピードもバラバラでは距離感が身につきません。⑤アタックアングルも自分がどれくらいアッパー(またはダウンブロー)に打っているかを知ることができます。
たとえば、右にプッシュするクセがあるとして、それが①フェースアングルが開くクセがあるからなのか、クラブの軌道がインサイドアウトになりがちなのか、その原因が分かるのはありがたいですね。
自分のミスパットの原因がわかるだけでも、パッティングが向上しそうです。
計測結果はiPhone、iPad
パソコンでも確認可能
本体の液晶モニターの表示が見にくいと感じる人もご心配なく。
専用アプリをインストールすれば、iPhoneまたはiPadでも測定結果を確認可能。本体の液晶よりずっと見やすく、おすすめです。
過去のデータも保存しておけるので練習の励みになります。
調子が良かった時のデータと見比べてみる、などの使い方もできそうです。
パター選びの
フィッティングにも効果あり
L字に、ピンタイプ、マレット、大型マレット…、組み合わせるグリップも細いものから太いものまで実にさまざま。
奥嶋 どれが自分に合っているのか、実はその選び方も「好き」「入りそう」といった主観によるところが大きかったのではないでしょうか。この「Hole More Putts」があれば、それぞれのパターで5球ずつ打ってみるだけで、どれが一番数値がいいのかわかります。
自分は太いグリップが好きだったけど、細いグリップのほうが数字がいい、なんてこともあるかもしれません。いろいろ試してみたくなりますね。
奥嶋 レッスンスタジオで使われるのも、とてもいいと思います。パットはどうしても感覚的なレッスンに頼りがちなので、数値で示したほうが説得力がありますし、教わる側も納得して取り組んでもらえるので上達が早いはずです。
もちろん、パーソナルユースでアマチュアの方がパター練習に使うのもおすすめの方法です。
自分の改善点が明確に!
それだけでパットが上達
巷には実に多くのレッスン方法やレッスン動画が存在ます。
いろいろ手をだして試してみるのもゴルフの楽しみ方ではありますが、自分の改善したい点が明確になっていれば、おのずと自分に合ったレッスン方法が選べるようになるはず。
決してお手頃とは言えない値段(15万8000円税別)だけがネックですが、パットの上達には効果ありそうです。
奥嶋誠昭プロ
ヒルトップ横浜クラブ内のノビテックゴルフスタジオで行っている、最新の測定器を使った分析・ゴルフレッスン・クラブフィッティングが大好評。ツアープロも多数指導
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