【東京・上野】アメ横センタービル
2011年12月に当時4階と5階に店舗があった「フェスティバルゴルフ上野本店」の看板として完成。渋谷のハチ公のようにアメ横のシンボルとなれば、と作られた。
フェスティバルは翌年ゴルフパートナーに吸収合併され、デザインを若干変えて現在に至っている。
【東京・駒込】ライト本社
山手線外回りで駒込から田端に向かう途中、左側に見える巨大なゴルフボール。1987年に現在の本社ビルが完成したときから33年間、ずっとこの地に立ち、いまや駒込名物となっている。
実はこのボール、元々はスポルディングのボール「トップフライト」のCM用に作られた物。
本社ビル完成の数年前にグレッグ・ノーマンとリー・トレビノが来日し、このボールをゴルフ場で転がして撮影したそうだ。
その巨大ボール、社屋を建てたら設置しようと現会長が引き取って保管してあったという。
1983年11月2日号の週刊ゴルフダイジェストにも、このボールを使った広告が掲載されていた。自分も作りたいという人がいたので見積をとったら1500万円かかることが判明したのだとか。
強化プラスチック素材で中が空洞のため、鉄骨を入れて補強して固定。
これまでに3回塗りなおしている。
【埼玉・春日部】アコーディア・ガーデン春日部
ゴルフ練習場の入口アーチの上に設置された直径90㌢のゴルフボールのモニュメント。埼玉・エフ広芸が制作。
エフ広芸の社長・布川勝己さんが近所の練習場によく通っていたこともあり、自ら練習場に営業をかけて契約を勝ち取った。
素材は「EPS」と呼ばれる断熱材にも使われるポリスチレンフォーン。
「本物の質感にこだわって、表面にはウレタン樹脂を塗ってあるんです。だからこれは"ウレタンボール"(笑)。ウレタン樹脂は摩擦や衝撃にも強く、防水性もあるので屋外看板には最適なんです」(布川さん)
夜はLEDでライトアップされキラキラと輝く。
【千葉・浦安】ファミリーゴルフスクール エパック
千葉県浦安市にあるゴルフ練習場。
「古代イタリアをイメージしたヨーロッパ調の外観にしたのだが、ゴルフ練習場に見えず、来場者もまばら。そこで、ひと目で練習場だとわかるような看板を探して、ネットで調べた興和サインに相談したんです」と代表の菅野仁美プロ。
「すぐにゴルフボールを提案していただき、直感で決めました。ディンプルの深さや大きさ、配置はデフォルメされているのに、遠目には質感を含めて本物そっくり。満足しています」
【東京・新橋】新橋ゴルフスタジオ
JR新橋駅から徒歩3分。日比谷通り沿いにあるゴルフバー&ダイニング。雑居ビルの3階で営業しているが、ビルの共用エントランスには直径1㍍半くらいの巨大なボールが鎮座する。
「10年前のオープンの際に設置したのですが、そのときは"ニューイング"でした。大きすぎて飾れないと、工房から格安で譲ってもらったんです。しばらくそのままだったんですが、店の前を通り過ぎたブリヂストンの社長さんという人が『できれば"ツアーステージ"にしてほしい』と言われて、塗り直しました。この看板を見たといって来店するお客様もいるので、効果はあるんだと思います」
1994年「ALTUS Newing」発売以来、多くのアマチュアから支持され、ロングセラーとなった「ニューイング」シリーズは、2008年には累計販売数量が1700万ダースを超え、高さに例えると富士山の2300倍! 。「2005年モデルから写真のようにデュアルディンプルを採用しています。その頃の販促物かもしれません」と元ブリヂストンスポーツ関係者
ゴルフが好きだったあの人に、もしくは自分用に?
終の棲家は"ゴルフボール"!
茨城県古河市の墓石販売会社「石匠上野」ではゴルファーの要望に応えて「ゴルフボール型の墓石」を販売。
かつてはヘッドに御影石をつかった"石パター"を作っていた会社。墓石はなんと御影石から削り出すという1点モノ。
気になるお値段はボール単体(追加過去、税、送料、取り付け工事料は別途)で直径30㌢(重量約50㎏)が約12万円。ひと回り大きい直径45㌢(重量約120㎏)が約20万円。制作日数は45~60日程度だそう。
石匠 上野
茨城県古河市板間253-159
TEL.0280-48-3236
週刊ゴルフダイジェスト2020年4月14日号より
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