4月第2週のマスターズウィークにピークを合わせるべく調整してきたディフェンディングチャンピオンのタイガー。大会延期に戸惑いながら自宅生活を語ってくれた。

「GOLFTV」に登場したタイガーはインタビュアーにヒゲを指摘され「ただの無精髭。なまけているだけ」と破顔一笑した。

ツアーは中断、マスターズも11月に延期される異常事態のなか、王者はどんな日々を送っているのだろう?

「サイクリングして外の空気を吸ったり、家ではサム(長女)とエリカ(恋人)と3000ピースのパズルに挑戦したよ。僕はほぼ役に立たないけどね」

幸い自宅に近いゴルフ場は閉鎖されていないため、息子のチャーリーと「感染予防に気をつけながら」プレーすることもあるという。

「カートは1台にひとり。レーキやピンには触れない。でも少なくとも子供が体を動かしアクティブに過ごすことができるのはありがたい」

また夜には裏庭でチャーリーとパッティングコンテストをするのが日課だ。

「勝ったほうがグリーンジャケットを自分のクローゼットにしまうことができる。たまにチャーリーのクローゼットにしまわれている日もあるよ(笑)」

そして4月にマスターズが行われないのは「寂しいものだね」とポツリ。

「ジャスティン・トーマスと話したんだけど、最近はエネルギーが満ちあふれてイキイキしているのはなぜだろうって。考えたら体がマスターズを覚えていていつでも出動できる態勢ができていたんだね」

Tiger Woods’s Instagram post: “Masters Champions Dinner quarantine style. Nothing better than being with family.”

www.instagram.com

そこで彼はチャンピオンズディナーで振る舞う予定だったメニュー(刺身、寿司、ステーキ、カップケーキ、ミルクセーキ)そのままのディナーを火曜の夜家族で楽しみ幸せそうな写真をSNSに載せている。

「いつ収束するかわからず具体的な目標が定まらないなか、トレーニングや練習を続けるのは難しい。でもネガティブな時期だからこそポジティブを見つけて1つ1つやるべきことをやり続けてほしい」

タイガーの金言は心に響く。

週刊ゴルフダイジェスト2020年5月5日号より

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