【通勤GD】
通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。
【湯原信光プロ】
ツアー7勝、シニアツアー1勝の日本を代表するショットメーカー。とくにアイアンショットの切れ味は、右に出るものはないと言われた。現在は東京国際大学ゴルフ部の監督も務め、後進の指導にも力を注いでいる。
前回のお話し↓
ティインググラウンドの迷い
【Q1】「左は絶対に嫌だ!」と意識した時に限って左に…。なぜ?
【A】「左はダメ!」より「右へ打つ」指令を脳にインプット
左がOBだから「左はダメ」と思っても、脳は「左」という方向だけしか認識せずに筋肉に指令を出していしまうもの。だからhぢありに打ってしまうのです。
「左はダメという否定的な指令ではなく、「右に打つぞ」の皇帝的な指令を自らに出す。ポジティブな思考で狙う目標を明確にするのです。
【Q2】ターゲットラインと平行に構えたのに、左に飛び出してばかり…
【A】両つま先で方向をとらない。腰と肩が重要、2打目も同じ
「スタンスの向き=狙う方向」と考えがちだが、スタンスの向きは打ちたい球筋や足元の傾斜などで変化するもので、必ずしもスクェアにはなりません。「狙う方向=舵取り」は腰と肩のラインで行うのです。
グリーン周りとグリーン上の迷い
【Q3】ロブショットが上手く打てるようになりましたが、距離が合わない
【A】ピンの根元まで飛んでいく滞空時間を考えていますか?
アプローチは弾道のイメージが重要。空中を飛ぶスピードや着地までの時間、落ちてからの転がり、止まるまでを想像するんです。その癖をつければ自然と距離感があってくるはずです。振り幅で考えるのはすすめません。
【Q4】バンカーショットでボールが飛びません。チョロばかりです
【A】叩く意識をやめて砂を刈り取るつもりで打つ
「砂を爆発させろ」とよく言いますが、私の基本はボールの下にある砂をそぎ取るように打つこと。ラフで芝を刈るイメージと一緒です。薄く削げばスピンがかかって止まり、厚く削げばスピンはあまりかからず転がります。
【Q5】上げるアプローチで、いつもザックリしちゃいます。
【A】いっそ大バウンスのウェッジに替えてみては?
プロのまねをしてローバウンスのウェッジを使っていませんか? プロモデルのウェッジは往々にしてバウンスが小さめのものが多いんです。
「56度or58度?」とロフトを気にするよりも、まずはバウンス12度以上の入バウンスを試してみること。地面に刺さりにくく、ボールを拾いやすいので易しいですよ。
【Q6】ラインの読み方がいまだにわかりません。コツは?
【A】まずはカップのフチを四方から観察!
パットの打ち出し直後のボールは、重力や芝の抵抗を受けにくい。ボールスピードが遅くなって影響を受けやすいカップ周りの読みが非常に大切なんです。
カップのフチを四方からみて、どこが一番高いかを見極め、カップ周りの傾斜を推察するのです。それを踏まえてラインとタッチを考えるのです。
週刊GDより
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