
あおきせれな/1993年生まれ群馬県出身。日本女子プロ選手権で4位に入るなど、コンスタントに成績を残し、5年連続シードを維持。ファンへの“神対応”も話題のプロ
"超感覚派"で6年連続シード権獲得へ
昨年は6回もドライバーを替え、つねにいいものを探し求めている。またそのクラブ選びには自分自身の感性が大きくかかわってくるという。
「私のクラブ選びは持った瞬間にほぼ決まります。持った瞬間の感覚でヘッドの利き具合や、シャフトのしなり感で、合う合わないがわかるからです。今のクラブは打感や振った感じがよく、球が上がりやすいのでこの1本に落ち着いています」

昨年から悩んでいたドライバー選びはゼクシオに落ち着いている
もうひとつ、青木のこだわりはFWとUTだ。もともとFWが好きという青木は9Wまで入れている。

微細な調整で振りやすいドライバーに
「なぜ好きかと言うと、一番は球が上がりやすいからです。あとラフに強いことも好きな理由のひとつです。アイアンだと芝にからむイメージが出てしまうのですが、FWにはそれがないので多用しています。UTを入れているのは風に強いから。9WはUTに比べて少し風に弱いので、そういうときに便利です」

打感や振った感じがよく、個体差や微調整で、つかまりすぎない1本を選んだ
青木はドライビングディスタンス92位と決して飛ばし屋ではない。それでも、5年連続シード権を獲得できているのは、2打目以降で使用することが多いショートウッドやUTの精度が高いことが理由のひとつだろう。
つねによいものを選び、感性を研ぎ澄ましてツアーを戦い抜く青木、今年は6年連続のシード権獲得と2勝目を狙う。
上げやすく
ラフにもやさしい

UTを含めるとウッドは合計7本。160ヤードから235ヤードまでを打ち分け、7本のウッドを使いこなしている
風に強く
狙っていける

長く愛用するユーティリティ2本。160ヤード前後を風に負けないボールで、ラフからでも狙っていける

打感が自分好み
クラブが助けてくれる

青木が求めるやさしさがアイアンにも。打感がやわらかくて昨年の秋から導入。疲れていてもクラブが助けてくれるという

52度を抜いて
AWを使用

長年使用した52度を抜いて、試しにAW(49度)を使用すると「しっくりきた」と言う青木。グリーン周りからの転がしのアプローチで使用することもある


パターは
状況によって替える

基本的にはピンタイプのパターだが、連戦によって感性が鈍ったときやコースの状況に応じてマレットタイプを使用することも

ウッドとユーティリティの7本から
セッティングを組み立てる

週刊ゴルフダイジェスト2020年7月7日号より

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