読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する週刊ゴルフダイジェストの人気連載「ゴルフジム」。今週の通勤GDはアマチュア岡田さんのお悩みを上野プロが解決!

【通勤GD】
通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。

画像: 【教える人】上野雄太プロ 1984年生まれ。オーストラ リアのディオスポーツゴルフ アカデミーでAGTFを取得。グリーンパークゴルフセンターにてアマチュア のレッスンを行う

【教える人】上野雄太プロ
1984年生まれ。オーストラ リアのディオスポーツゴルフ アカデミーでAGTFを取得。グリーンパークゴルフセンターにてアマチュア のレッスンを行う

画像: 【教わる人】岡田圭太さん 18歳/ゴルフ歴10年 HC+1.5/172㎝

【教わる人】岡田圭太さん
18歳/ゴルフ歴10年 HC+1.5/172㎝

今週のお悩み!
かなり気をつけて振らないと
体が右にズレてしまいます

レッスン前の岡田さんのスウィング

岡田   ミスが出るときは、 テークバックで右腰が右にずれていることが多いので、 右腰を横じゃなくて、後ろに引く意識で振っています。

上野   右腰はかなり気を使 っている感じなので、そこまでズレなさそうですが、 右腰が止まっても、上体 (頭)が右に動く場合もあります。そっちのほうも意 識しておかないと、右スライドは完全には止まりません。

岡田   確かに、悪いときは、 頭が右に動いていると指摘されることもあります。

ココが原因!
「右へのスライドは右腰だけ意識しても完全に止まりません」

画像: アドレスがハンドダウンする

アドレスがハンドダウンする

画像6: 【通勤GD】かなり気をつけて振らないと体が右にズレてしまう。それなら1軸を意識してトップから鋭く叩こう

トップが縮こまると 上体を右にずらしたくなる
ハンドダウンに構えるほど、テークバックでリストコックを使いやすい。早めにコックを使うタイプは、トップで右ひじが縮こまりやすく(写真)、トップの大きさを確保しようとして、右に動きやすい

これで解決!
1軸の意識を強化し、
トップから鋭く叩こう

ポイント
"ひとつの動き"で「トップから」叩く

画像7: 【通勤GD】かなり気をつけて振らないと体が右にズレてしまう。それなら1軸を意識してトップから鋭く叩こう

「インパクトバッグ」は、「叩く」感覚を身につけるのに最適。ダウンスウィングの途中から叩き にいくのではなく、トッ プからひとつの動きで叩くイメージを持つと、軸をズラさず回転できる

左腕を伸ばして体の回転でトップまで上げる

画像8: 【通勤GD】かなり気をつけて振らないと体が右にズレてしまう。それなら1軸を意識してトップから鋭く叩こう

軸を左右に揺さぶらない 「1軸」スウィングの場合、コックを最小限に抑え、左腕を伸ばして上げ ていくと、体の回転によってトップの大きさを確保しやすい

ドリル
右足を半歩引いて小さいドローを打つ

画像9: 【通勤GD】かなり気をつけて振らないと体が右にズレてしまう。それなら1軸を意識してトップから鋭く叩こう

右足を少し引くと、右腰を後ろに引きながら回転させやすくなり、右腰をズラさずにテークバックする感覚がわかる。小さいドローが出るのが、 腰の回転を正しく使えている目安

上野   まず、アドレスをもう少し、ハンドアップにしたほうがいいです。ハンドダウンに構えると、コック が使いやすくなるので、ひじをゆるめた、コンパクトなトップになりやすいですよね?   この形のトップは、テークバックで積極的に右サイドに乗っていく、いわ ゆる「2軸」のスウィングと相性がいいんです。でも、 岡田さんは、体のスライドを抑えた「1軸」のスウィングを目指しているわけだ から、少しハンドアップに構えて、コックを使わずに、 左腕を伸ばして上げていくトップのほうが合うんです。

岡田   トップで両腕の間の空間がつぶれ気味なのが、 気にはなっていたんです。

上野   トップで左腕がしっかり伸びれば、空間が確保されて、手が高いところに上がります。トップからは、軸をズラさないように回転しながら、インパクトまで 「ひとつ」の動きで一気にクラブを下ろします。「インパクトバッグ」を使うと、 一気に下ろすイメージがわきやすいと思います。

週刊ゴルフダイジェストより

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