【伝説の名勝負。ヒーローの足跡】東ノ宮カントリークラブ。豪打の川岸良兼が難コースをねじ伏せる。1990年関東オープン
川岸良兼が、世界のアオキのプレッシャーに耐え、ツアー2勝目を挙げた。初日に66のコースレコードをマークした川岸は、2日にはその記録を塗り替える64をマーク。10アンダーとして2位の羽川との差を6ストロークにし、独走態勢に入ったかに見えた。しかし、「いつもスコアが伸びない」という3日目にその差を2ストロークにまで縮められる。最終日には、一時、青木に並ばれるという苦しい展開の末、逃げ切った。大物ルーキーは、この1勝でさらに大きくなるだろう。