【コース設計家・富澤誠造①】2グリーンの「ジャパニーズ・スタンダード」を広めた井上誠一の弟子筋
C・H・アリソンの来日によって、日本のゴルフコースに本格的な戦略型設計がもたらされた。日本のゴルフ界の発展に貢献した大谷光明、赤星四郎、六郎といった先達は、アリソンから設計を学び、フォアマンのジョージ・ペングレースから造成の技術を学んだ。その影響は、次の世代の井上誠一、上田治に波及し、さらに、トップアマ出身、グリーンキーパー出身、ゼネコン出身など多彩なコース設計家を生み出し、日本に「2000超」のゴルフコースが造られた。中でも多くの人気コースを生み出したのが富澤誠造だ。