【伝説の名勝負。ヒーローの足跡】袖ヶ浦カンツリークラブ。5番ウッドの偉力を再認識させた倉本昌弘。1984年ブリヂストントーナメント/ドン杉原輝雄のなで切り
このところ接戦、混戦の試合が少なかったが、今回は倉本昌弘、岩下吉久、陳志忠、サム・トーランスの4人が-9でゴールインするという、見応えのある試合となった。結果から先に言うと、プレーオフの1ホール目(18番パー5)でイーグルを奪った倉本が勝ったが、確か彼は、3年前の「東海クラシック」でも、4人によるプレーオフに勝っている。この時は、ほかの3選手が勝手に自滅した恰好で、ただ黙っているだけで優勝が転がり込むような、そんな楽な勝ち方だった。