【伝説の名勝負。ヒーローの足跡】嵐山カントリークラブ。ジャンボ尾崎が72ホール目に放ったとどめのスーパーショット。1976年関東オープン
あわやアルバトロスかと思われた、尾崎の18番セカンドショットは、得意のバフィからはじき出されグリーンに落下するやピンをめがけてスルスル寄っていった。ドッとどよめくギャラリー、応える尾崎。これで勝負は劇的に終焉をむかえた。17番ショートホールでボギーを叩き、村上隆に追いつかれた尾崎は最終18番のティに立った時、周囲の不安をよそに実にあっけらかんとした柔和な表情を見せていた。