明るさと雰囲気を180度変更。
「広々して気持ちいい」と好評
「50年前のクラブハウスですから、水回りをはじめとした老朽化はもちろんですが、コンセプト的に重厚感が強調された、男性主体の施設でした。そこで、明るくリラックスできる雰囲気と女性施設の充実を目標に掲げたリニューアルでした。内部は全面的にやり直しております」（主任・寺元豪氏）
クラブハウス外観
磨り（すり）ガラスが多用されていたものを、1階も2階も普通のガラスにして採光をよくし、白と明るいブラウン系で色調を統一した。女性スペースも、不要な倉庫などを潰して、約1.5倍に拡大し、浴室には個々にセパレートされたパウダールームを設けるなど、設備の充実を図っている。
女性脱衣室
女性浴室
レストランのスペースを広く改造
また、コンペルームを整理して厨房の位置を移動し、レストランホールのスペースも広く改修。
厨房も広くなり、女子浴室の上に持ってくることで、水場を固めてランニングコストの軽減にも役立っている。傍目には見えないが、ソーラーパネルも設置している。
テーブル数は増やしたが、スペースが広がったのでゆったりしているレストラン。20卓
コースが見渡せて明るくなったコンペルーム。4室88名収容
また、玄関から入って左側にあったフロントを正面に移動して、こちらはコンパクト化した。来場者が入館時にひと目で分かるだけでなく、防犯上の効果も期待している。このフロントの移動によって、フロント、事務所、スタート室が一体化し、情報共有もしやすく、業務上でのメリットも大だという。
フロントロビー
螺旋階段でできたスペースを上手に使ったショップ
ショップの裏にある1階ラウンジ
さらにリニューアルに合わせて、レストランの椅子やテーブルなども新調。2階への階段をあえて螺旋状にしたのも工夫の1つで、活動的でスポーティな雰囲気を盛り上げている。
このようなリニューアルで、ハウス内の雰囲気は180度変わった。メンバーから「綺麗になって、びっくり」とか「違うゴルフ場に来たみたい」、「広々していて気持ちいい」など大好評だ。
甲賀カントリー俱楽部
所在地：滋賀県湖南市三雲
開場：昭和41年10月
ハウス設計者：西村建設㈱
ハウス施工：西村建設㈱
構造：鉄筋コンクリート
コース：18H・6853Y・P72
公式ホームページ
甲賀カントリー倶楽部（18H・6853Y・P72）
2番・490Y・P5
夜のクラブハウス
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