老朽化や時代の変化に対応する改修は避けられないもの。かといって伝統と格式あるクラブの雰囲気はそのまま残していきたい。歴史のあるゴルフ場にとって、クラブハウスのリニューアルや建て替えは大切なテーマです。

レストランの位置を原設計に戻し、ランニングコストダウンも実現

画像: コース側の外観。ハウスとコースの間に小川が流れている

コース側の外観。ハウスとコースの間に小川が流れている

「開場60周年(2015年)を前に耐震強化を兼ねてのリニューアルでした。外観には手をつけず、品格ある雰囲気はそのままに、利用するメンバーの声を大切にしながらの改修でした」(支配人・若林梅夫氏)

今回のリニューアルの大きな目玉は、レストランの移動。フロントから近いラウンジ横(現コンペルーム)にあったものをロッジへの途中に移しました。といっても、そこは開場時にあった元々の場所。開場後、火災でラウンジ横に移動していたものを戻したと言います。

画像: 落ち着いた雰囲気のレストラン。12卓

落ち着いた雰囲気のレストラン。12卓

画像: レストランの前に広がるテラス席

レストランの前に広がるテラス席

コースが間近になり、より一層落ち着いた寛いだ雰囲気となっています。併せて、厨房の位置も移動。厨房スタッフの意見を聞きつつ、機能性を考えてのスペース拡大でした。

ショップはロッカー近くにあったものをフロント横に移し、スタッフ動線を改善、効率化に繋げています。また、ロッカーなども一新。

画像: フロント

フロント

画像: ショップはフロントの横へ移動

ショップはフロントの横へ移動

画像: 元レストランだった大コンペルーム。奥には厨房だったスペースに可動式パーテーションで2つに区切られた小コンペルームがある。3室、54名収容

元レストランだった大コンペルーム。奥には厨房だったスペースに可動式パーテーションで2つに区切られた小コンペルームがある。3室、54名収容

ロッカー室はコンクリートの打ち放しで、ボイラーや電気配線などがむき出しだったものを改修し、印象も向上しています。また、トイレも清潔感向上を念頭に改修しました。

表には見えないが、光熱費などのランニングコストを改善するため、一括の暖房から、各部屋にエアコンを配しています。

画像: レストランの位置を原設計に戻し、ランニングコストダウンも実現
画像: 脱衣所(男性)

脱衣所(男性)

画像: 男性浴室

男性浴室

鉄筋コンクリートの基盤のうえに上物を木造で構成しているため、経年によるきしみ補正や耐震強化も必須だったと言います。同時に品格を保ちながら、フロント周りなど、すっきりとした現代風の明るさ、デザインに落ちついています。

画像: 11番/445㍎/パー4 松の廊下と呼ばれる日光CCの名物ホール。右の林すれすれに打っていくのがベスト

11番/445㍎/パー4 松の廊下と呼ばれる日光CCの名物ホール。右の林すれすれに打っていくのがベスト

画像: 14番/350㍎/パー4 やや右ドッグレッグのルホール

14番/350㍎/パー4 やや右ドッグレッグのルホール

ゴルフダイジェストゴルフ場セミナー誌より

日光カンツリー倶楽部
所在地:栃木県日光市所野
ハウス設計者:㈱ウイ・アンド・エフヴィジョン
ハウス施工:東武建設㈱
構造:鉄筋コンクリート、一部木造
開場:昭和30年4月
コース設計:井上誠一
公式ホームページ

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