新築でもクラシカル。
木の温もりと落ち着ついた雰囲気
外観は実際より大きなクラブハウスを想起
「今回のクラブハウス新築に当たってもっとも重視したのは、これからのゴルフ環境に配慮することでした。20年先、30年先を考えて、その時でも機能的で効率がよく、なおかつ来場ゴルファーに歓迎されるハウスであることです」（顧問・泉秀夫氏）
必要最小限でコンパクトに作ること。
ゴルフをレジャーと捉えて非日常を感じさせるという観点から高級感を保つこと。
年齢の高い人たちが好む雰囲気作りであること。
というのが、基本構想でした。
鉄骨構造ながら、木造を思わせるほどに木をふんだんに使ったクラシカルデザイン。大きな山小屋のようです。外観からはそれなりの規模のハウスに見えますが、延べ床面積は1200㎡を下回ります。
1日に120人ほど来場するゴルファー者を、10人程度のスタッフでオペレートできる広さを想定していると言います。床は高密度で丈夫なカリン材を使用して、梁は檜。
色調は外部が黒とグレー系で、内装はダークブラウン系で統一されています。
木造を思わせる木目の床材と小振りなフロント。リゾート感溢れるロビー
スタートテラス出入り口にある1階ラウンジ
ショップ
フロント上部には近郊の日光東照宮のレリーフで有名な三猿の彫り物を飾り、ロビーとレストランには暖炉を置き、ゴルファーが好む落ちつきを演出しています。
また、テラスは8卓が配置できる広さがあり、リゾート感覚も十分です。
山小屋ふうのレストラン。12卓
レストラン階にあるラウンジ
広いテラススペースｈ開放感抜群
「メンバーさんからは新築で綺麗ですね、と喜ばれる一方で、温かみがあって初めてのような気がしないとも言われます」（支配人・長久保聡氏）
このコメントは、まさに狙いどおりではないでしょうか。
男性脱衣室
男性浴室
構造がシンプルなだけに、従業員の動線も分かりやすい。屋根の上にはソーラーパネルが設置されており、電気代については60％以上の節約ができる見込みという。
6番／343㍎／パー4（大谷）風情のある林間ホール。グリーン奥には池
9番／517㍎／パー5（大谷）右ドッグレッグ。右の林には気を付けたい
ゴルフダイジェストゴルフ場セミナー誌より
鬼怒川カントリークラブ
所在地：栃木県日光市高徳
開場：昭和34年8月
ハウス設計者：㈱安藤設計
ハウス施工：成常建設㈱
構造：鉄骨
公式ホームページ
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